「スチールミノー」特徴解説③

9月中旬に31gモデルが発売の「スチールミノー」。

9月に入り釣具店様からの受注を開始しています。
カラーチャート等の詳細はこのブログで順次ご紹介していく予定ですが、釣具店様へは既にご案内させて頂いております。
初回分で必ず手に入れたい方は、早目に釣具店様への客注依頼(お取り置き依頼)を行っておくことをお勧めします。

さて本題です。
今回は鉛のボディに隠されたユニークな内部構造をご紹介します。

スチールミノーの基本的な構造は、世に出回っているメタルジグやメタルバイブ等と同じように、金属のプレートの周りに鉛でボディを肉付けするという典型的な手法に変わりはありません。

しかし、スチールミノーがこれまでのメタル製品と大きく違う部分があります。
それは、2枚のプレートを使っているという点です。

(以下画像のプレートは量産モデルと僅かにサイズが違います。)
IMG_1121

通常、ほとんどのメタル製品が1枚の平面的なプレートを使用しています。
なぜ、スチールミノーは2枚使っているのかというと、高比重素材を泳がせる為に頭部のリップが必要不可欠だった為です。
このリップと後部のスタビライザーフィンの相乗効果によって、これまでのメタルルアーでは難しかった、タダ巻きでのミノーライクなウォブンロールアクションを出すことが可能になりました。

泳がせる為にリップを付けるという発想は簡単ですが、いざ実釣に耐えられる物を作るとなると、少し複雑な問題もありました。
何故なら、求めるアクションを追求した結果、このリップはラインを結ぶラインアイの役目も果たす必要が出てきたからです。
そうなると強度も重要になってきます。
例えば、高比重のボディをキャストする際に瞬間的にかかる大きな負荷は勿論、魚との引っ張り合いでも、この部分には常に大きな負荷がかかります。
ステンレスプレートなので容易に曲がってしまうような事は無いのですが、リップがボディからすっぽ抜けてしまうようなことは設計次第では有り得ます。

理想は、ラインアイ兼リップと、メインボディが一枚のプレートで完結したもの。
そこで当初、一枚のプレートにひねりを加える等、様々な方法を試作しましたが、量産するには問題が多すぎました。
試行錯誤の結果たどり付いた方法が、二枚のプレートを結合する「クロスロック式貫通プレート」構造でした。

IMG_1122

画像にあるように、メインボディに設けた鍵状の突起と、リップ兼ラインアイのプレートの接続口を結合することによって、2枚のプレートによる理想的な構成を可能にしつつ、強度を保持。
リップ兼ラインアイは常に高負荷がかかる箇所ですが、メインボディと結合される事によって、スッポ抜け等はまず防ぐことができます。
ラインアイ兼リップ、メインボディ、そして前後のフックは全て繋がっている為、魚との引っ張り合いに対する耐久性も問題ありません。

次に「スチールミノー」の構造をイラストにしたものをご紹介します。

構造イラストのコピー

ここで強く説明しておきたい箇所としては、鼻先に設けた「サンドバンパー」
この「サンドバンパー」はサーフの砂やゴロタから鼻先の摩耗を軽減する役割があります。

サンドバンパーの無い初期モデルをサーフやゴロタで使用した場合、物凄い勢いで鼻先から削れが発生してしまいました。

サンドバンパー2

一見するとラインアイの様にも見えますが、ここにラインを結んでも泳ぎません。
少し紛らわしい箇所ですが、実釣の際とても重要になるパーツの一つです。

この様に、独特な形状の「スチールミノー」ですが、各部位にそれぞれ意味が有ります。
そして、この形状を形成する為の内部構造は、普段鉛に包まれて見えませんが、綿密な設計と、高い加工技術の結晶が詰まっています。

スチールミノー発売予定は
9月中旬に31gモデル。
10月中旬に40g(予定)です。
ご期待ください!

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