ローリングベイトの使い方 PART2 リトリーブスピード編

デビューして随分経ちますが、未だにお問い合わせを頂くことの多いローリングベイトについて、私たちメーカー発信の使い方だけでなくユーザーの皆さんの使い方のご紹介を含めて、多くの人にもっとローリングベイトを知っていただこうという企画、「ローリングベイトの使い方」の第2弾です。

第1弾はこちら

ユーザーの皆様から送られてきたローリングベイトの使い方をご紹介。第1回目は、ユーザーの方からシーバスを始めたばかりの方へのアドバイス。ショップや友達に勧められたけれど、なかなか釣果に結びつかないとういう方も、きっとヒントになるかと思います。

前回は「まずはただ巻きを試してください」という、なにひとつ目新しいことのない結論となってしまいましたが、「ただ巻き」の重要性、納得していただけましたでしょうか。今回はただ巻きをさらに掘り下げて、テーマはリトリーブスピードについて。

みなさんのリトリーブスピードはどれくらいですか?

2019年1月に、twitterとfacebookでナイトゲームのリトリーブスピードについてアンケートを取ってみました。ご協力いただきました皆さん、ありがとうございました。ちなみに結果はこんな感じでした。

facebook 早巻き派・・・36%  ゆっくり巻き派・・・64%
twitter   早巻き派・・・39%  ゆっくり巻き派・・・61%

普段は割りとゆっくりめで巻いている方が多いようですね。バイブレーションとは異なる泳ぎとしての、「ローリング」を活かすために、私たちからもゆっくり巻きをお勧めしています。

まずは、スローリトリーブをお試しください。

ラインアイの位置は似ていてもバイブレーションとは泳ぎの質が違うので、手元までブルブルとした振動が伝わりにくいのがローリングベイト。ついついリトリーブスピードが早めになってしまう方もいるようですが、そこは我慢。振動を感じられるか感じられないかくらいのスピードでまずはリトリーブしてみてください。さらに、一定のスピードでリトリーブできるようになる(実はちゃんと練習しないと難しいですよ)と、前回も書いた通り、水の中からの情報を感じ取れるようになります。そうなれば、魚との出会いの確率もグッと上がるはずです。では、ローリングベイトはスローのただ巻きさえやっておけば良いのかというと、もちろんそうとは限りません。これはあくまでも基本的な使い方。ということで、リトリーブスピードについて、ユーザーの皆さんからの声をご紹介します。

こんにちは!長崎の道向と申します。ローリングベイトの使用方法について、よく使用するルアーですので微力ながら参考になればと思い投稿させて頂きます。
まずルアーのアクションについてですが、おススメはいたってシンプルな「ただ巻き」です。時にダートなどが効果的な場合もありますが、ただ巻きで十分釣果がでます。一つ補足をするとすれば、流れの強弱に合わせてリトリーブスピードを変えることでさらにアクションが安定します。
次におススメのシチュエーションですが、流れの速いエリア。バイブレーションよりもアクションの安定性が高く、強い流れでも動きが破綻することなくしっかりと泳いでくれます。

逆に流れの弱いエリアでもリトリーブスピードを遅くしてもしっかりアクションするので問題なく使用できます。また、足場の高い場所や強風時など、ラインコントロールがしにくい状況でもレンジのコントロールがしやすいため多用しています。それから小型のベイトを捕食している時。小型のルアーでありながら飛距離は抜群ですので、間違いなく強い武器になります!

あとはルアーのサイズ、ウエイトともに沢山の種類があるので、シャローエリアやディープエリア、ベイトの大小に応じてマッチングできることも利点です。

あと個人的なシークレットな使用方法ですが、シャローエリアでの超高速早巻きです。

先程も申したように、リトリーブスピードに関係なくルアーのアクションが崩れることがなく、またレンジをしっかり維持出来るので、ローリングベイトでしか出来ない釣りです!リアクションでガッツリとバイトしてくるシーバスを楽しんでみてください!

以上が私のローリングベイトの使用方法です。
参考になれば嬉しいです!

基本はただ巻き。やはりこれはセオリー通り。流れが遅い→スロー、流れが速い→ファストという使い分けをされているようですね。そして面白いのがシャローエリアの超高速巻き。シークレットと書いてありますが、募集の際に「Webサイトでご紹介することがあります」と書いてあったかと思いますので、載せちゃいましたマズイようでしたらご連絡ください。

超高速巻きが効く時

とは言えこの超高速巻きについて、こんな声が寄せられています。

私のローリングベイトの使用方法は、真夏のデイゲーム、河川での超高速巻きです!
これが一番釣れます。
主に77、88を使い、二桁安打も普通にあります。
兵庫県 K.S

短い文章の中にみなぎる自信。ピンポイントのシチュエーション。そしてこの言い切り具合。とてもじゃないですが我々メーカーとしては言えません。あくまでもこちら、ユーザーの方から頂いたメールをほぼそのまま紹介しているだけですのでご了承ください。

同じように、高速巻きの効果について、こんなメールもいただいています。

僕がシーバスを始めて2年位たったある日、クラブの会長と2人でサーフにウェーディングしてシーバスを狙っていた時、その日はバイブ等には反応がなかったのに、会長に教えてもらったローリングベイト77にチェンジしてシャローエリアのオープンで、超~早巻きを試してみた所、シーバスの群れにいきなりスイッチが入ったのか僕1人だけ60クラス後半が入れ食いになった事がありました、衝撃的でした!ローリングベイトは超~早巻きするとハイスピードでダートするんで、シーバスにも見切られずバカスカ釣れたんだと思います、それ以来ローリングベイトのリアクションでの釣りは僕の中での必殺テクの1つになっております!たぶん初心者の方が一番やり易くて簡単なローリングベイトの使い方の1つだと思います
岡山県 富岡敦

どうしてもフィールドやシーズン、シチュエーションを絞っての使い方情報のご提供は、なかなかメーカー発信がしにくいところですが、ローリングベイトでもリアクションバイト狙いのハイスピードリトリーブを使っている人がいらっしゃるのがわかって、私たちも勉強になります。

割と絞り込んだ情報は、東京のK・Sさんからもいただいています。

10年くらい、ローリングベイトを使用しています。以下の使用法のみでやっています。
使用場所:都内大河川及び都内小運河
シーズン:秋
時間帯:夜
ベイト:底物
タックル:ごくごく普通のシーバスロッド、リール、PE1号、リーダーナイロン3号
ルアー:ノーマルのローリングベイト77、カラー:レッドヘッドかチャート使用法1【大河川の場合】
1.橋脚前に釣り場を確保
2.ローリングベイトを明暗境目の底に着底するように、アップにフルキャスト
この時点では、明るい方に着水しているので、魚も見ていると思われる。
3.カーブフォールで着底。
ただし、大河川で流れも相当あるので、ローリングベイトは沈みながらドリフトしている。
4.早巻き
着底後、巻き始め、すぐに当たりがあるときがほとんど。
5.当たりがなければ、そのまま回収。使用法2【都内小運河】対岸に投げれば、届いてしまうほどの運河幅
1.壁際ギリギリにローリングベイトをキャスト
2.ルアーを引ける距離を稼ぐため、フリーフォール
3.着底後、リールを5回転くらい早巻き
4.カーブフォール
5.(3,4)を繰り返す。この場合も巻き始めの当たりがほとんど。
これは、竿をしゃくらない早めのリフト&フォールいずれも、リアクションで食わせています。早巻きもかなりのスピードで、ショアジギと変わらないスピードです。表層、中層で当たらないとき、この釣り方で、ローリングベイトには助けてもらい続けています。
これでだめなら、帰宅しています。
以上です。
わずかでも参考になれば幸いです。

東京都 K・S

これでだめなら、帰宅しています。とは、恐れ入ります。ハイプレッシャーな東京都内の湾岸シーバスならではのメソッドですね。
参考になる方も多いのではないでしょうか。

岡山県の松下光志さんはデイゲームとナイトゲームでのリトリーブ速度の違いについて書いてくれています。

自分のホームは河川です。
ベイトのサイズに合わせて55〜88まで使いますが最初のRBなら77が使いやすいと思います。
デイゲームの使い方としては投げて着水と同時にリトリーブ開始。リトリーブ速度でレンジを刻みやすいルアーなので色々なリトリーブ速度を試すと結果が出やすいです。
特に夏のデイではメタルバイブの早巻きやリフト&フォールが有効ですが巻き抵抗が重く疲れやすいです。そんな時はRBの早巻きがオススメです。自分はこれを1番使うんですが、まず巻き抵抗が軽い!そしてリフト&フォールの時フックがラインを拾いづらく快適にゲームに集中出来ます。そして鉄板にありがちな頭下がりのスイム姿勢だとフッキング率が落ちます。
RBはそこまで頭下がりじゃないのでフロントフックに食ってくる魚をリアフックにも掛けやすい利点があります!次はナイトゲームの使い方ですがこちらも基本はただ巻きです。しかしデイゲームと違い1度ボトムへ着底させてからほんの僅かにRBがアクションするリトリーブ速度を維持します。流れが早いような所では初心者の方には難しいかもしれませんが、そういう時は1度止水域で練習をしてみるといいかもしれません。
何度もやるうちにRBが僅かにアクションする時の竿への伝わり方、リールに伝わる変化が少しずつわかると思います。そして流れのある場所での実戦でも適正スピードを探し出せると思います。後例外的に雨後の増水河川の激流ではデイでもナイトでもRB99かGo-Phishから出ているRB99GPが使いやすいですよ。
特にアップに入れての早巻きが反応がいい気がしますが、そこはフィールドによって違うと思うので色々試してみるといいかもしれません。また「シャローを攻めたいけどRBでは根がかりしてしまう」といった時にはライジングミノーがオススメです。「ローリングベイトの性能をもっとシャローで!」といったコンセプトで開発されたルアーで、上昇アクションが肝で巻くだけで水面に追い詰められるベイトを演出することが出来ます。他にもチヌやコチを狙う時にはRBボトムチューンが根がかりづらく使いやすいです。オススメタックルは9フィート前後でMLアクションのロッドにハイギアのリールです。そんなに難しく構えずに巻くだけで釣れるルアーなので万人に使いやすいルアーと言えます。
是非1度使ってみてください!!

岡山県 松下光志

ただ巻きのスピードについての情報をお届けした今回でしたが、参考になりましたでしょうか。我々メーカーとしては、シーバス狙いでのローリングベイトの使い方として汎用性が高いのは、まずはスローのただ巻きと考えています。それをベースに表層をキープするためには速めのリトリーブスピードが必要だったり、流れの速さや流し方、日中と夜など、状況に応じてリトリーブスピードを変化させる事が重要だと考えています。ぜひシチュエーションごとのベストのスピードを見つけてください。

そして超高速巻きについて。デイゲームでのリアクションバイト狙いのセオリーの一つとして知られる超高速巻きの話は以前からテスターの方から上がっていたり、雑誌でも紹介してくださった方はいたのですが、極めてシチュエーションが限られ、かつ再現性の面からタックルハウスとしてはメソッドとしては大きく押し出しにくいという状態でした。しかし、今回複数の声をいただきまして、十分有効な手段であることを再確認いたしました。シャローエリアや、デイゲームや、真夏、ハイプレッシャー下といったイージーな攻め方では厳しいシチュエーションの中で、それぞれの方が相当自信を持っているセオリーだという点にも興味深く感じました。

秘密なら秘密で皆さんの心の中に留めて置いていただいても良かったのですが、こうやって公開して多くのアングラーに知られても良いとメールやメッセージを送ってきてくださった皆さんに感謝します。そして、ウォブリングを含むミノーでは泳ぎが破綻してしまったり、バイブレーションでは 引き抵抗が強くなりすぎたり、時には水面を割ったりするようなハイスピード領域でも扱えるというこのローリングベイトの特徴を踏まえ、この夏向けに「超高速巻きリアクション狙い」カラーの設定を、社内の会議に提案しようと思います。よかったら応援よろしくお願いします。(進捗状況はまたここで発表します。)
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ここまでご紹介してきたのは主にただ巻きについて。もちろん、ローリングベイトでも、ロッドアクションを加えるのは、「あり」です。「より積極的にアクションを加えるとどうなるか。」そんな声を寄せてくれた方もいます。そこで次回は、ローリングベイトで多用されるロッドアクション、ジャークについてお届けします。