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2010,02,18, Thursday
東京のSさんからの質問です。
……略…海のルアーを始めて3年の初心者です。本や友人に勧められてリーダーを使うようになりましたが、トラブルが多くなって直結に戻しました。直結でも滅多に切られないのですが(シーバスです)、二宮さんはどうお考えですか?……略… ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ まずお断りしておきたいのですが、私がこうした質問にお答えすると、相対的な話になりがちで返って迷わせてしまうかもしれません。そこで、簡単に結論から書かせて頂きます。 それは、Sさんに現在の状況で問題が無いのなら、無理をしてまでリーダーを使うことはない、ということです。 ただし、Sさんがこれからも釣りを続けてゆけば、きっと様々な魚種や状況に会うと思います。そこでリーダーの必要を感じたときのために、普段からリーダーの扱いに慣れておくことをお勧めします。 以上が回答なのですが、もう少し突っ込んだ話もさせて貰います。 私もずっと以前はリーダーというものを知らずにいました。スズキなら2号~5号(6ポンドから20ポンドぐらい)を直結。シイラやカツオでさえ直結5号でやっていました。それで何とかしていたものです。 現在のリールより劣るドラグ性能だったので、作動が段付きになりとてもスリリングでした。 やがてリーダーの存在を知り、試行錯誤するうちに、その有用性を確信して現在に至っています。 私がリーダーを不要だと考える場合は限られます。 ◇明らかに小魚相手のとき。 ◇障害物が無く、取り込みに問題が無いとき。 ◇ファイト時間が長くなっても周りに迷惑を掛ける心配がないとき。 ◇リーダー、イコール餌釣りでいうハリスと考えて、釣果アップを図るとき。等があります。 それ以外はやはりリーダーはあったほうがトラブルは少ないし、さらにリーダーにはルアーの挙動を左右する一面があるので、現在の発達した様々なメソッドを積極的に助けることができる可能性もあります。 ところで、K2Fのアンケートを集計してみると、釣り歴の長い方が大半だったことと、大場所メインなこともあり、皆さんのリーダー仕様はバラバラでした。 大型ルアー故、リーダー未使用の方はいませんでしたが、太さ、長さはその釣りスタイル、釣り道具、海岸の状況次第で数倍の差がありました。 例えば、 ◇横風抵抗を嫌い、スズキの鰓蓋までの20センチぐらいしか付けない方。 ◇小径トップガイドに結び目が入らないようにタラシ分1,5メートルに抑える方。 ◇テトラ帯やカキ殻、あるいは磯ズレ対策のため、4メートル、ときには9メートルに近い方も。 それぞれの方が、TPOに応じて適切なリーダーを選んでいるようでした。それで良いのだと思います。 いづれにせよ、リーダーに不慣れならば、評判の良いノットや簡単確実なノットを強度や耐久性に自信を持つまで練習することです。 その他に参考として、リーダーがルアーや釣りに及ぼす影響を挙げておきます。 まず、リーダーが太くて長いほど、風や波、流れの影響を受けやすくなり、着水後のルアーの挙動が控えめになります。(K-TEN系はあらゆるリーダー太さでテストしてあり差が少ないほうですが、ルアーによっては全く動かなくなるものもあります。) また太いリーダーはフローティングルアーの潜行能力を妨げますが、同時に一端潜ったFルアーの浮き上がりを抑えることもあるのです。 反面、抵抗を受けやすいことを利用すれば潮流に乗せやすくしたり、微妙にルアー深度を調節したりすることも出来るわけです。 ということは波や流れ、水の比重の違いと、リーダーの長さ太さ、ライン比重等の相性が、知らぬうちに釣果を左右している場合もあるということになります。 今日は隣の友人のほうが何故かヒットが多いというとき、他に原因が思い付かないとき等、リーダーの違いにも注意してみて下さい。 餌釣りのハリスは細いほど食いが立つという当たり前の法則がありますが、おそらくルアーにおいても最終的には同様だと思います。しかし、不利も有利に転ずることができるのがルアーフィッシングの良いところです。 その現場、道具、状況、好みに応じた適正なリーダーを総合的に考えて楽しみながら選んでみて下さい。
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