|
2009,11,18, Wednesday
1996年、週間釣りニュースさんの発行した媒体(業界向け)に掲載されたものです。
ルアーによるヒラメ釣りも定着した昨今、あえて古い記事を載せてみます。 途中、〔20分云々~〕とか、決め付けに近い、今なら避ける表現もあります。それは、書いた内容にいたるまで、毎日のようにサーフを2キロ、6キロ、時には24キロも釣り歩いてきた自信がそうさせたのでしょう。今の私にはとても真似できません。 現在の雑誌のヒラメ関連の記事と比較して、それぞれの良い所を参考にして下さい。では。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ヒラメの釣り方 晴天の下、のんびりとナギの海にルアーを投げるのは気持ちの良いものだ。スズキには不適の静かな海のほうがヒラメは釣りやすい。 天候に合わせて、ヒラメ、スズキどちらを選べばせっかくの休日を有意義に過ごせるか考えて出掛けよう。 ヒラメ釣りには、他の魚種相手の釣りとは違う点があって、それがそのまま釣果を左右するコツを示している。 まず、当たり前だが、よほど活性が高くならない限り、砂地に張り付いている。 ただし、常に動いてはいないが、イメージ以上に移動もする。沖合とは異なり、岸辺では(私の経験では)ほぼ20分以内に居場所を移動する。 以前、3シーズンにわたって、(稚魚放流に向けての実地調査を兼ねて)月二十日以上のペースでヒラメ中心に狙ったことがある。同行者数人と同じポイントを何度もしつこく時間を空けてルアーを通してみると、初投者にヒットするとは限らなかった。 数百の事例から、目的を持って接岸してきた一匹はだいたい二十分を限度に移動するが、それはつまり、固定された良いポイントは、粘って釣る方法もあるということだ。 次に、その生態から視覚に頼って捕食していることは確実だが、他の魚とは違って、たいていの場合、ベイトフィッシュが頭上を通り掛かるまで砂に潜って待機していると思ってよい。 ちなみにこの時、たとえ足下に50センチのヒラメがいようと我々には決して見えない。ルアーが通ると、まるで砂そのものがルアーを喰うような錯覚を起こすほどだ。 特に遠浅の海岸では、不注意にウエーディングするとヒラメを追っ払ってしまいかねない。 以上を念頭に、‘効率’中心にヒラメ釣りのコツを伝授しよう。 ◇浜は千変万化 ヒラメのポイントとしては各地の外洋や、それに近い砂浜、また根の点在する浜や、一見磯場でも海底で外部と通じている砂場があったり、地域によって様々だが、いずれもその茫漠とした海を前に、いったい何処に投げたらいいのか迷ってしまうだろう。 浜は千変万化で、決まりきったポイントは根回りぐらいである。 基本はあらゆる変化を捜すこと。浅くても周りより深くなっているところなら良い。ヒラメは、自分の体が出来るだけ斜めに立つようなところを好む。いわゆるヨブ周り、カケアガリなど。 岩が海面上に顔を出しているところは、岩直下が深く掘れるので、岩周り全体を。岩上を海水が越えるようだと手前に砂が貯まるから、その両端を。干満でポイントが変わるということでもある。それと隠れ根周り。海岸の砂の粒の大きさや構成の違い。波の立ち方の違い。潮流のアタリ、払い出し。濁りと澄みの境。 もちろん、ベイトフィッシュがいれば、その周りを中心に、釣り場が広ければ広いほど、その中で変化しているところを捜すのである。 そして一匹釣れたら集中して投げ、その間に次回のため状況を記憶しよう。 ◇ヒラメの視界 問題は、これらのポイントを、どうやって釣り歩けば釣り漏らしなく、効率よく釣れるかである。 一般の釣り人を見ていると、一ポイントを探るのに、浅い釣り場ほど、一投して、歩いてまた一投する間が広くなりがちだが、実はこれは全く逆で、水深の無い釣り場ほど、もっと間を詰めなくてはならない。図を見れば判るように、ヒラメの視界(ルアーを捕らえる行動範囲)を考察しないで、運任せでヒラメの活性に頼っていると効率の良い釣りは出来ない。 実際は、これに潮の透明度を重ねると完璧だ。一瞬の遭遇になるヒラメには澄み潮有利だ。 つまり、ヒラメの視界の端を想定して歩きながらルアーを投げ続ければ、無駄なく広範囲を探れると言うわけだ。 ◇ルアーチョイス 使用するルアーも、これをイメージすれば、何をチョイスすればよいか判ってくる。 スズキほど目が良くないから、明るい時間帯でも、ミノー、バイブ、ジグ、ワーム系と様々なルアーを選べるだろう。(私はプラグオンリー派だが) 水深が深ければ、ヒラメの視界の届く範囲をトレースできるルアーを選べば良いし、何も底に触れるルアーが常に良いとは限らない。 泳ぎやボリュームにアッピール力のあるルアーなら、一投一投の間がその分拡げられるし、喰い優先の細身で小さなルアーなら、もっと小刻みに探るのが正解になる。 また、リトリーブスピードが速ければ間を詰め、スローなら拡げるといった具合だ。 全てはルアーが、ヒラメの視界にどう捉えられればよいのかを想像することに集約される。 写真は友人MK氏。接岸を常とする典型的な魚体。
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=202 |
| リクエスト | 09:05 AM | comments (4) | trackback (0) | |
|
この記事のトラックバックURL
http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/tb.php/202
トラックバック
|