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K-TEN系のご質問ご意見はこちらまで
 
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media@tacklehouse.co.jp
 
スパムメール防止のためリンクを張っておりません。
お手数ですがメーラーにコピー&ペーストでお願いいたします。
 

質問…バスルアー
 東京のSさんからの質問です。
……略…バス歴は長いのですがシーバスは初心者です。友人に「タックルハウスは以前ブラックバス用のルアーも売っていた」と聞いたのですが本当ですか?……略…もう作らないのですか?…略…二宮さんはバスフィッシングをやらないのですか?…略…。よろしくお願いします。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 
 Sさん、弊社ルアーのご愛用、ありがとうございます。
 質問についてですが、ご友人の言われた通りです。タックルハウスは20年程前からチビリコ、ピーボーイ(プラグ)シリーズというバス用プラグを作っていました。1999年にトップウォーターのみの「アーリーバード」シリーズを最後に製造を止めました。
 もちろんバスが嫌いというわけではありません(笑)。製作を縮小していったのはブラックバス市場の全盛期で、外来魚問題が起こる前ですし、理由は色々でした。ソルトプラグやトラウトプラグの製造と、そのイベント活動で手一杯だったこと、海という得意分野に集中したかったこと、プロと契約して大会に参加するようなことが社風に合わなかったこと等が重なったためだと思います。
 
 タックルハウスでは当分バスプラグを作る予定はありませんが、個人的にはバスフィッシングの楽しさは良く知っているつもりです。今もたまにやりますし、海によく同行するバス釣り大好きな仲間も多いです。
 それにバス用ルアーが内湾のシーバスに流用可能なように、フックサイズを落としたTKLMとかにもバスは良く反応してくれます。
 また、アメリカのOldルアーの幾つかをずっと敬愛してきましたし、暖めているアイデアもあるので、いつの日かバス専用プラグも作ってみたいですね。
 
 Sさん、以上が回答になります。余計かもしれませんが、ご自身で言われるほど初心者ではないと感じたことと、バスの世界を見てきた方ということもあり、少し付け加えさせて頂きます。
 
 今はバスが不遇の時。嘆きは方々から聞こえてきます。でもバスを取り巻く環境が整い、管理が行き届く適正な規模であれば復活が可能だとも思っています。
 むしろソルトのほうが今やかつてのバスブームの有様に近づいているかのようで心配なくらいです。販促の方法も似てきたし、その先に何が来るのか一度見ているはずなのに留まる気配さえありません。
 
 広いはずの海は権利や利害関係が紆余曲折しており、何か事が起きると釣り場や魚種の規制等へ向かいやすいのです。動機や内容は違っても、バスの外来魚問題から発生した結果そのものは海でも有り得ます。
 変な法律や条令ができてしまう前に予め準備してそれを反証し成立を回避するには、日頃から自主的に節度を保っていること、が必要なのですが、(法律は行き過ぎたところからできる)それは釣り方、捕り方に留まらず、売り方、伝え方、買い方、作るものについて等、多岐に渡って言えることなので、欲深い我々人間には非常に難しい選択になります。
 ソルトの釣りも内水面の釣りも、いつまでも堂々とやりたいと願っています。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 写真はアーリーバード、グリブ。うわっヤニカラーになってる…。
 シリーズには他にムック、スラッシュ(ジェルトン)。カナリー、ピーコック(バルサ)がありました。要求強度、浮力で素材を変えてあります。凝っているのは設計がチーフだから。
 この中で、カナリーとムックが形を変えてソルト専用化されました。

 下段写真はマーベリック、タイガーなど。それぞれ内湾で何匹か釣れた覚えがあります。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=225 |
| Q&A-2 | 07:12 PM | comments (6) | trackback (0) |
質問…リップが無くても
 Nさんからの質問です。
…略…以前、雑誌か何かで「K-TENブルーオーシャンはリップが無くても泳ぐ」という記事を目にしたのですが、ブルーオーシャンの全てのタイプ(S/F/SP)がリップが無くても泳ぐということなのでしょうか?それから、どんなアクションで泳ぎ、どれくらいの深度まで潜るのか、教えていただけると有難いです。…略…
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 Nさん、お待たせしました。
 
 ブルーオーシャン(以下BO)の2本フックフローティングミノー、BKF175、140、115、90、75は、リップを完全に取り去ってもリトリーブで泳ぎます。しかし、シンキング系、ワークス等、重すぎるものは通常リトリーブでは動きづらくなります。(シンキングペンシルにはなりますが)全てのタイプが無条件で泳ぐというわけではないのです。
 細身の125、3本フックタイプだけは、フローティングであっても、リップを全て取り去ってしまうと、目立つアクションはしません。リップを少しだけ残しておけば、最近何処かで見たことのある動きになります。
 
 先に「泳ぐ」と書きましたが、その解釈となると使う人それぞれ、ある程度の開きがあると思います。ウォブリングで尾を振ることを指すのか、ローリングだけで泳ぐと言えるのか?定義は幅広いものです。
 大多数のミノーはリップ、あるいはリップに相当する水受け面が無いと通常のリトリーブではほとんど動きません。
 
 BKFは、リップ無しでトゥイッチ等の特別な働き掛けをしなくても比較的低速からウォブンロールします。ただし、その振動数(キビキビ感)はノーマルからするとかなり少なくなり、水面直下をフラフラ、ヨタヨタした感じで泳ぎます。引いて潜るということはなくなり、超シャロー専用ミノーに変身できます。
 欠点、あるいは制約があるとすれば、リップが無くなると当然、水に食い込む力が弱まり、素直に引いている方向に向かおうとします。だから、ロッドティップが水面から離れないように引くことが条件になります。また、高速で引くとバランスが破綻して水面から飛び出します。これでアッピールするのも一手ですが適正スピードがあるということです。
 これら基本的な性質はフローティング、サスペンド、シンキングと共通していますが重くなるにつれて要求スピードが上がり、更にキビキビ感を失っていきます。ある程度、ロッド操作でキッカケを与える必要があります。(それでもシンキングペンシルとしてはまだ敏感なほうです)
 
 以上は全くリップを取り去った場合のことです。
 実際は、ノーマルリップを2ミリづつ削っていっても10近くのバリエーションになるのです。(ノーマル深度からドシャロー専用まで)
 
 かつて今ほどルアーバリエーションが無かったとき、各地のアングラーにお会いして、実に様々なBOを見せて貰いました。彼等は独自の引き方や、リップ削り、フック換装によって、ほとんどのシチュエーションをフルカバーしていました。以来、私は、いくら自分が設計したルアーといえども、使い方まで指定するのは失礼にあたるのではないかと、聞かれない限りその手の情報は控えめにしてきました。
 
 そして、BOリップ削りでの注意点ですが、超シャロー専用以外はある程度残して、少しずつ現場合わせをすることをお勧めします。爪切りでカットした後、ヤスリで整えると簡単です。
 また、BO系だけではなく、私の設計によるものは、シンキングといってもフックを外せば水に浮くものばかりです(理由は以前書いた)。全般に軽い作りなので、特にシンキングペンシルとして使う場合は、重いペンシルより繊細な操作を要求されます。元々泳ぐ能力が残っているわけですから、その強みを生かしてみて下さい。最近のドリフト系の使い方には合っています。
 
 余談になりますが、現在のルアーは各シチュエーション毎に分派して、何々専用とか選びやすくなりました。しかし、メリットばかりではないと思います。各地の自然が都合良く同じであるという前提で~専用と言うのならば、そこには無理があります。
 リップもデザイン上、頭部と一体になっているものが多くなり、チューニングは返って難しくなっています。
 そこでBOの後継である最新のK2Fのリップは意識して独立したリップにしました。必要に応じて少しならチューニングが可能です。ただしK2Fのリップを完全に取り去ると、目に見える泳ぎは消えます。(Rユニットとムービングウエイトによって微妙に動いていますが。)BOとは異なる点です。

 
 Nさん、以上が回答になります。お手元にBOがありましたらぜひ遊んでやって下さい。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=224 |
| Q&A-2 | 09:58 PM | comments (3) | trackback (0) |
質問…ゴールドカラー
 北陸のTさんからの質問です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
…略…質問A(直メールにて回答)…略…北陸地方では陽が差してきたあたりからNO,7(旧ゴールド)の反応(ヒラメ)がいいように思います。また、ゴールド系のカラーは少しの違いで、釣れるゴールド、釣れないゴールドがあるような気がしています。…略…二宮さんのゴールド系カラーについて、過去のエピソードや意見をお聞かせ下さい。…略…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 Tさんの質問には普遍的なところを含んでいますので、一部ラボで回答させて頂きます。
 
 ゴールドカラーというのは、ルアーによるシーバスフィッシング黎明期(80年代)から私にも馴染み深いものでした。 ルアー作りの参考にさせて頂いた当時のラパラのカラーバリエーションの中でも、シルバーベースに背がブルーと、ゴールドベースに背が濃いオレンジ、それとルアーらしいレッドヘッドをよく使っていました。
 朝、昼間はシルバー系。夕、夜間はゴールド系。気が向くとレッドヘッドというのが典型的な使い方でした。外洋ではゴールドプレートの入ったロングAも多用していました。
 カラー論議は釣り人特有の探求心のせいか、当時から賑やかだったのですが、シーバスルアーのカラーバリエーションは今とは比較にならないほど乏しく、しかもバスルアーのようにカラフルなものは少なく、背もブルーやブラックなどの単色がほとんどでした。
 湖のモンスターブラウン相手に、リアルカラーとは別に何故か黒金が持て囃されたのもこの頃のことでした。
 カラーだけについても、色々な場所で、色々なアングラーが、ああでもない、こうでもないと試していた時代だったのです。私もその中の一人でした。
 
 ゴールド系は、あの時から今に至るまで生き残って来たカラーです。その理由を述べることが今回の質問に答えることになるのですが、その前にもうひとつ。 私にとってのゴールドは、ある特殊な思い出があります。ルアーを作り始めたとき、ゴールドのアルミ箔を探したのですが、金紙しかありませんでした。結局、シルバーのアルミ箔にイエローを吹くとゴールド風になることが判り(現在も同じ方法)、そのことが量産型ルアーを作る際に重要な役割を果たすことになるのです。
 
 私は絵を描いていたせいか、当時のソルトルアーの単純な色使いが寂しく感じていました。生きている小魚は、見る角度や光の反射で、あんなにも多様な輝きを放っているというのに。
 だからK-TENを発売できるようになったとき、高コストを承知で透過光を利用した深みのある色合いにすることを希望しました。それは、シルバーにイエローを吹いてゴールドになったことをヒントに、ルアーの背にまず別色を淡く吹いた後に、別の色を上乗せすることで実現しました。
 そうすると、何も塗っていないサイドから背にかけて、例えば緑から紺(マリンブルー)、淡い紫から青(マリンバイオレット)というように、優しく色が移行して、2色の間に味わい深い色が現れます。
 この手法は現在多数のルアーに普通に使われています。このように、私にとってゴールドカラーから派生したことは大きいのです。……   ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=221 |
| Q&A-2 | 12:48 AM | comments (2) | trackback (0) |
質問…リーダーについて
 東京のSさんからの質問です。
……略…海のルアーを始めて3年の初心者です。本や友人に勧められてリーダーを使うようになりましたが、トラブルが多くなって直結に戻しました。直結でも滅多に切られないのですが(シーバスです)、二宮さんはどうお考えですか?……略…
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 まずお断りしておきたいのですが、私がこうした質問にお答えすると、相対的な話になりがちで返って迷わせてしまうかもしれません。そこで、簡単に結論から書かせて頂きます。
 それは、Sさんに現在の状況で問題が無いのなら、無理をしてまでリーダーを使うことはない、ということです。
 ただし、Sさんがこれからも釣りを続けてゆけば、きっと様々な魚種や状況に会うと思います。そこでリーダーの必要を感じたときのために、普段からリーダーの扱いに慣れておくことをお勧めします。
 以上が回答なのですが、もう少し突っ込んだ話もさせて貰います。
 私もずっと以前はリーダーというものを知らずにいました。スズキなら2号~5号(6ポンドから20ポンドぐらい)を直結。シイラやカツオでさえ直結5号でやっていました。それで何とかしていたものです。
 現在のリールより劣るドラグ性能だったので、作動が段付きになりとてもスリリングでした。
 やがてリーダーの存在を知り、試行錯誤するうちに、その有用性を確信して現在に至っています。
 
 私がリーダーを不要だと考える場合は限られます。
 ◇明らかに小魚相手のとき。
 ◇障害物が無く、取り込みに問題が無いとき。
 ◇ファイト時間が長くなっても周りに迷惑を掛ける心配がないとき。
 ◇リーダー、イコール餌釣りでいうハリスと考えて、釣果アップを図るとき。等があります。
 それ以外はやはりリーダーはあったほうがトラブルは少ないし、さらにリーダーにはルアーの挙動を左右する一面があるので、現在の発達した様々なメソッドを積極的に助けることができる可能性もあります。
 
 ところで、K2Fのアンケートを集計してみると、釣り歴の長い方が大半だったことと、大場所メインなこともあり、皆さんのリーダー仕様はバラバラでした。 大型ルアー故、リーダー未使用の方はいませんでしたが、太さ、長さはその釣りスタイル、釣り道具、海岸の状況次第で数倍の差がありました。
 例えば、
 ◇横風抵抗を嫌い、スズキの鰓蓋までの20センチぐらいしか付けない方。
 ◇小径トップガイドに結び目が入らないようにタラシ分1,5メートルに抑える方。
 ◇テトラ帯やカキ殻、あるいは磯ズレ対策のため、4メートル、ときには9メートルに近い方も。
 それぞれの方が、TPOに応じて適切なリーダーを選んでいるようでした。それで良いのだと思います。
 
 いづれにせよ、リーダーに不慣れならば、評判の良いノットや簡単確実なノットを強度や耐久性に自信を持つまで練習することです。
 
 その他に参考として、リーダーがルアーや釣りに及ぼす影響を挙げておきます。
 まず、リーダーが太くて長いほど、風や波、流れの影響を受けやすくなり、着水後のルアーの挙動が控えめになります。(K-TEN系はあらゆるリーダー太さでテストしてあり差が少ないほうですが、ルアーによっては全く動かなくなるものもあります。)
 また太いリーダーはフローティングルアーの潜行能力を妨げますが、同時に一端潜ったFルアーの浮き上がりを抑えることもあるのです。
 反面、抵抗を受けやすいことを利用すれば潮流に乗せやすくしたり、微妙にルアー深度を調節したりすることも出来るわけです。
 
 ということは波や流れ、水の比重の違いと、リーダーの長さ太さ、ライン比重等の相性が、知らぬうちに釣果を左右している場合もあるということになります。
 今日は隣の友人のほうが何故かヒットが多いというとき、他に原因が思い付かないとき等、リーダーの違いにも注意してみて下さい。
 
 餌釣りのハリスは細いほど食いが立つという当たり前の法則がありますが、おそらくルアーにおいても最終的には同様だと思います。しかし、不利も有利に転ずることができるのがルアーフィッシングの良いところです。
 その現場、道具、状況、好みに応じた適正なリーダーを総合的に考えて楽しみながら選んでみて下さい。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=218 |
| Q&A-2 | 08:06 PM | comments (2) | trackback (0) |
質問…フックを外す場合
 大阪のFさんからの質問です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
…略……
いつもK-TEN(9cm)を近くの河川で使っています。
ポイントはシャローの馬の背付近が多く、干潮時になるとよく根ガカリします。
表層を引けるルアーに変えてもいいのですが、この河川ではK-TENがよくヒットします。

根ガカリ対策に前のフックを外そうと思うのですが、泳ぎ等に影響がでるでしょうか?
フックと同じ重量のオモリを付けた方がいいのでしょうか?

又、15gの軽量のバイブも使用するのですが、前のフックを外しても泳ぎに影響はでるのでしょうか?

よろしく回答をお願いします。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 K-TENのご愛用、ありがとうございます。
 ご質問についてですが、基本的にルアーは、フック込みで設計していますので、外しただけだとどうしても挙動が変わります。(当社バイブも同様です。)

 それでも外したい場合は、お気づきのようにフックと同重量を目安に錘を付けるほうが無難です。その際、錘もフックと同じようにフリーに振れるようにして下さい。
 簡単な方法は、付けたいアイに、コシのあるラインかワイヤーを通し、リング程度の穴を残してガン玉で挟み込むことです。できればそこに接着剤を垂らしておくと丈夫になります。

 また、参考までに付け加えさせて頂くと、お好みポイントとルアーには微妙な相性があり、現在の状態で釣れているということは、潜りやすいルアーを潜り過ぎないようにする操作やアクションが現場の魚に合っている場合もあるので注意が必要だと思います。

 不明な点がありましたら、遠慮無く、またメール下さい。
 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=216 |
| Q&A-2 | 12:55 PM | comments (0) | trackback (0) |
QアンドA…フッキングのこと
 熊本のKさんからの質問です。
 …略…今回釣れた魚もそうですが、どうも口の中ではなく、口の下にフッキングしていることが多いです。ファイト中に位置替えするのか、喰い損ねてその位置でフッキングするのか、よくわかりませんが、K-TENに限らず、その位置にフッキングしていることが多々あります。この現象の解説を…略…とのことです。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 Kさん、お待たせしました。
 考えてみると、我々がフッキングの状態を確かめられるのは、何とか無事に釣り上げるか、寄せることができ、魚を間近に見たときしかありません。
 だから結果として下口唇辺りへのフッキングが多くなることは、それ以外の所に掛かっていた場合は、寄せることすら出来なかった、つまりバラシ易かったとも言えるのです。
 これは長年明るい時間帯に釣りをしていないと実感しづらいと思います。
 
 理由を挙げれば、活性やルアーの長さ、フックの数、本人の引き癖等がありますが、他にスズキ特有の性質としてエラバライという行動と、口周りの構造にも原因がありそうです。
 スズキの上側口唇部には、肉質はあまり無く、硬骨、軟骨や薄い膜といった、針先が通りにくい箇所や、刺さりやすいが身切れで抜けやすい箇所があるとか、部位によって極端な差があります。
 一方で下口唇部は、ご存じのように厚めな肉質の部分がけっこうありますし、比較的均質ですから、ここに針先が掛かれば身切れも少なく外れ難いのでしょう。 もしも動物の口周りのように、ほぼ均質ならば、魚のような位置の違いでの差は少ないはずです。
 
 
 スズキは吸い込み型であっても、反転食いをするせいか、口の外側に掛かることが多いですが、青物系などは、口自体の径はスズキより小さいのに、後ろからルアー後部を飲んでいることが頻繁にあります。
 スズキも口の中にフッキングできれば申し分ないと思いがちですが、ズッポ抜けなんてこともよくあるから、油断はできませんね。
 
 ちなみに昔のように針先の甘いフックをそのまま使ったときと、現在のルアーに使われている鋭いフックになってからの違いは一考の余地ありです。
 針先が鋭くなると、甘い針先では滑っていたはずのところでも刺さりますから、当然それが薄皮一枚ということもありえます。大半はバレルので気になりますが、それは昔に比べチャンスが増えただけということなので、問題は無いと思います。
 やはり、針先は吸い付くごとく鋭いに越したことはありません。たまのバラシは向上心を刺激してくれるし、ドキドキの素でもあります。おおいに楽しみましょう
 
 
 最後に、右上のサイト内検索で「フッキング」と入れてみて下さい。関連した過去記事が一覧となります。
 元々このブログは、ご覧の通り、日記というより、そうした使い方を前提に組み立ててきました。そのための用語選びもしてきたつもりです。興味のある語句を入れて、気の向いたときにでも活用してみて下さい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
写真上は、熊本のKさん、会心の一匹。ドラマあり。
下は、私のです。両方K2F142。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=207 |
| Q&A-2 | 12:51 PM | comments (2) | trackback (0) |
QアンドA…底物の扱い。参考。
 静岡のSさんからの質問です。
 
 …略…沖釣りはスローピッチなる釣り(根魚釣り)が流行ってきております。
確かに釣れるので楽しいですが、回遊魚と違って定着性のある根魚が簡単に釣れてしまいます。
放流してる魚なら未来があると思いますが、引き算で少なくなる魚を釣れる・美味しいからと言って、制限も無く捕獲してしまうと結局は自分達が楽しめなくなるはずなんですが、…略…
(◇◇で根魚の釣りが流行ってるんですが、釣り続けると魚がいなくなってしまい釣り人が釣り人の首を絞めかねないと危惧してるので、何とかルール作りみたいなモノが出来ないかと思案してます。
それには、釣れる魚の生態を知らないと話しにならないと思って調査してるのですが、何分分らなくて困ってるのが実情です)
◆マハタ・ホウキハタ・ウッカリカサゴ・アヤメカサゴ・クエの生態が詳しく判る資料・HP等はありますか?
体長と年齢が判るもの等定着性のある魚の行動範囲ってどれ位なものでしょうか? 成長表は?…略…
◆また、リリース・魚のエアー抜きに関する詳しい文献等参考資料等はありますか?
カサゴやハタ等を釣り揚げてくると口の中から胃袋が出てたり目が飛び出ていたりしますが、そういう魚でもリリースして生存可能なのでしょうか?(胃袋が出てても大丈夫と言う人もいるようで、何が本当なのか不明です)
文献や詳しく調査している研究機関・大学等があったら教えて頂けると嬉しいです。…略……
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 ではお答えします。長文になりそうです。
 始めに、質問を頂いた当初、例えばエアー抜きの方法などは一言、こうしてああすれば良い、また、ハタ類の成長具合は文献を調べたことを羅列するつもりでした。
 しかし、ここはラボ。引用だけで済ませるわけにはいかないでしょう。それに私は今回の魚種や現状について、Sさんが期待するほどの知識は持っていません。一緒に調べ、考えてみるという立場を取らせて頂きます。
 
 Sさんもオフショアー経験が長いですから、特に底物といわれる魚種の行く末を心配するのはよくわかります。
 以前のルアーフィッシングは上物が中心で、根掛かりや底物回避のため、いかに素早く着底したジグを上げるかを競うかのようでした。たまに掛かってしまう底物は、その海域の豊かさの象徴でした。 それが最近では漁と見紛う方法で、底物専門に狙うことも増えてきたとの事。予想できた流れとはいえ、回遊魚よりは生息場所が狭いので、長く釣りをしていれば個体数の減少を実感し易いでしょう。 反面、その実感こそが保護への気持ちを芽生えさせるのですから、嘆いてばかりではいられません。
 
 そこで様々な工夫を施すことになります。底物をリリースしたいと思っても、避けられない問題は、深場から上げてくる時の水圧の急変です。出来るだけユックリ上げてくれば良いといっても限度があります。
 浮き袋のエアー抜きは、専門具が市販され、説明書も付いていますが、けっこう難しいです。ネットで「魚のエアー抜き」で検索してみると、一般の釣りに加え、バストーナメントや活魚で必要な技術として紹介されています。
 ネットを巡回してみると、やはり活魚専門漁師の技術が高いようです。シメ魚に比べて2倍の高値になり、日常で処理して結果を見ているわけですから。
 直接教えを請うのなら、そうした漁師の何人かに会うとよいでしょう。
 私も別の問題を確認しようとしたときに、漁師にはお世話になりました。
 そして、出来るだけたくさんの人から聞くことで、総合的に判断するのです。
 
 ただ、リリースに通ずる、活魚の扱いや輸送関係のようなことは、しっかりした業者ほど口渋るか適当にあしらわれるかもしれません。業者にとっては他と差別化でき、お金の絡むノウハウなので、一見ぐらいでは教えてくれない場合がありました。彼等にとっての常識ですら、ネット上では散見できるだけなのです。
( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=199 |
| Q&A-2 | 07:50 PM | comments (1) | trackback (0) |
質問…ラインを変えると等
 宮城のYさんからのご質問です。
 即答出来るところはメールで直にお答えしましたが、中に普遍的な質問が含まれていたので、ここでお答えすることにしました。
 長文の質問内容を勝手に要約させて頂くと…。
【サーフウェーディングがメインで10数年の経験がある。かつて釣果実績が良好だった方法とルアーでやっているのだが、最近釣果に恵まれなくなってきた。釣り方やルアーを変え試したところ、そこそこ釣れるようになったが小型が多い。 昔のようにスローに引いて゛ぐおん゛とかのアタリで口にガッチリ針掛かり、そんな釣りがしたいのだがどうも巧くいかない。リールやラインを変えたせいなのか?それとも何かが変わったせいなのか?アドバイスを…】ということです。
 
 ではお答えします。
 長い年月に渡って同一の釣り場に通っていると、何処でも誰でも年によって好不調の波を否応なく浴びることになります。
 サーフの地形変化、天候の不順、餌となる小魚の絶対数、海流の蛇行、魚の小型化等、我々には歯が立たない原因によることが多いです。
 しかし、我々自身の変化によって釣果が左右されることもあります。
 
 例えば以前良く釣れた時のリトリーブスピードを再現しているつもりでも、リールやラインを変えただけで思った以上に狂ってしまうことがあります。(当然良いほうに狂う場合もあります)
 近距離ではそれほど影響はありませんが、サーフのように風があり遠距離の釣りになるほどその差は顕著になります。
 リトリーブスピードは、ラインを細くすると50メートル先では速くなり、太くすれば遅くなります。理由はスプールから放出したラインの巻き径が変わるためです。極端に言えばスプールに巻いた全量のラインが一度に出切る太いラインなら、手で巻く速度を変えなくても50メートル先では、スピードが半減しています。
 したがって、細いライン、大きいリールほどスピードの変化は少ないということになります。
 
 それとサーフでは太いラインの使用は風や海流、波による糸フケが出やすくなりますから、着水直後から数メートルのルアーの挙動は想像したものとは違うかもしれません。
 ここに使用するルアーの性質を重ねてみると…Yさんが多用されていたBKF115では、最近のシャロー専用のルアーと異なり、ある程度の潜行能力がありますから、ラインを細くしたら意識的に着水後のリトリーブを遅くしないと以前と同じようなルアーの挙動にはならないはずです。
 ラインやリーダーを変えると、数十センチ単位の泳層変化は簡単に起こります。
 
 潜行能力のあるフローティングルアーは、その辺が強みであり、弱みでもあるのです。
 これらを意識して、良型が釣れたときを再現できると良いのですが…。
 
 その他の細かいアドバイスは、プライベートのメールのほうに添付しておきます。
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=179 |
| Q&A-2 | 09:36 PM | comments (3) | trackback (0) |
質問…ルアーの原理と作り方等
 お待たせしました。愛知県のIさんからの質問です。
 
 長文の丁寧なご質問の内容を抜粋、要約させていただくと、自分の希望する動きをするルアーを作りたい。ルアーはどうゆう理論に基づいて泳いでいるのか?ウォブリングとローリングの制御のヒントを教えて。ということになります。
 既に二冊のハンドメイドの教本をお持ちで、ネットでも調べたが良く解らなかったとのこと。
 
□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 
 お答えします。
 私達作り手はルアー製作を始めたとき、先達の作品を参考にさせて貰いました。そこから試行を繰り返すことで、多くの事を学びました。現在では、市場に溢れるほどルアーがあり、これから作ってみようという方々にとって、お手本には事欠かないと思います。
 そして、ルアー好きなら誰でも経験的にこんな形ならルアーは泳ぐ、と何となくでも知っているはずです。しかし、ご質問にあるような「泳ぎの原理」となると明確な答えは難しくなります。
 
 そもそも私達が、泳いでいる、と言っている物の正体は、引くと(力を加えると)バランスを崩し、且つある程度のところで回復する往復運動、または振動している物体ということになります。
 そして、水という元々抵抗のある流体の中を移動するものは、形態次第で、また形に加えて僅かの突起(リップ等)や水受け部を設ければ、空気中より遙かに蛇行したり震えたりし易いのです。問題はその程度ということになります。
 
 従ってルアーの泳ぎが、振動または往復運動だと理解すれば、本体が軽いほど、また重心の上下位置関係でバランスの悪いものほど、加える力が少なくてすみます。つまり、リップや水受け部が小さくてすみ、低速でも動き易いということになります。
 反対に、比重が重く、重心位置が下にあると、早く強く引くとか、リップを大きくしたりして加える力を大きくしないと動きません。(ジグの動きの原理は異なります)
 
 またミノー等は、ほぼ重心近くを中心にして尾を振り、ついでに頭も振りますから、水の抵抗が減るように前後を絞った形で、さらに前後を軽くして、オモリは動きの中心点に集中させたほうが振動数が上がり、ウォブリングの要素には有利になります。
 反対に、オモリを前後に分散させると尾や頭は振り辛くなります。それは、ウォブリングの邪魔にはなりますが、ローリング系統の動きには影響は少ないです。工夫次第です。重心を上げるなりバランスを崩しやすくしてあげれば良いのです。 ただし、現実的には純粋なウォブリングやローリングといったものは無く、どちらかに偏っているだけです。双方が互いの動きのキッカケになっているので、片方を抑えすぎると動きが鈍くなります。
( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=172 |
| Q&A-2 | 12:01 PM | comments (7) | trackback (0) |
質問…プラグの調整他
 お待たせしました。OMさんからの質問、「略…このルアーに限らず、一般的に左右のバランスを調整する方法を教えて…略」
 
 お答えします。
 ルアーのリップやアイでの調整については、雑誌等に時々思い出したように説明が載ります。しかし、課題とする内容から、どうしても対処療法として、これは右とかの表記になりがちで記憶を要求されます。だから、しばらくするとどっちだっけ?と迷う人がいます。
 
 そこでラボでは、どちら側に調整するのか、理屈から説明します。そうすれば記憶に頼らないので、何年経っても現場で調整が出来るはずです。
 
 要はルアーの前面に水が当たり、その水が左右のどちらに多く逃げるか、です。(図)左右等しく水が逃げるのなら、そのルアーにとってバランスが取れたということになります。
 どちらかに水が多く逃げ、流れれば、それによってルアーが押されるわけですから、反対側に向かおうとします。
 
 この左右に水の流れる方向を調整できるところが、ルアーには、アイと、リップと、本体頭部前面の形にあります。これはそのまま簡単に出来る順になります。
 
 現場で道具が無いとき、負荷が掛かってアイが見た目にも曲がれば、元に戻すことになります。たいていこれで直りますが、それでも直らない理由としては、始めからルアー本体のバランスが取れていないか、不適切なスナップ類で、入力位置がルアーの中心にいかないとか、フックリングが大きすぎてフックがフリーになっていないとか、またフック自体が装着したときに非対称であるとかがあります。
 
 だから、時間や道具があるときは、まずルアー全体に問題がないか確認して、アイは中央に固定します。(注…ハンドメイド等では、アイの曲げで泳ぎを調整してあるものがあり、直すと返って傾くことがあります。)
 そして、先程の水の流れを想像しながら、水を受ける部分、つまりリップ上面を斜めに削ります。(図)ルアーをどちらに向かわせたいのか考え、その反対側に水を逃がしてやれば良いのです。
 余程酷い狂いでもない限り、リップ中央の接着面から半面を削るだけで充分です。
 
 これらの理屈は、リップレス等リップがないプラグの場合も同様です。頭部に受けた水をどちらに流すかで、ルアーの方向が決まります。
 
 ここからは以上の基礎知識を生かしての応用編です。
 テクニックとしては昔から故意にルアーを片側に向かうようにして、岸壁に平行引きがしやすい、左右どちらかの専用ミノーにする方法がありました。
 また、元々安定の良いルアーを、好みのスピード域になったらヒラウチさせるようにすることも出来ます。…
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