|
2008,03,04, Tuesday
◇空飛ぶマンボウ この連載の4番目で、マンボウのことを書いたことがある。そこで、フックアップと同時に四百メートル急潜行されて、ラインが切れたと話した。後日、読者から、それ、水圧で死んだのでは、という意見があった。 実は、私も同じ理由で、少々不安だったのだ。水圧は、たった十メートルで、石油缶をペチャンコにした映像を見たことがあり、まして、深海魚を急に釣り上げると、ほぼ瀕死の状態である。 ラインから伝わってきた感触では、元気であったように思えるのだが、それを証明する術がなかった。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=36 |
| エッセイ1 | 12:22 AM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,03,03, Monday
◇決まり文句 まだ、海のルアーマンが一般に認知されていないとき、つまり、イシダイ師やメジナ師から怪訝な目で見られながら、ルアーを投げていた頃だ。 知り合いの漁師と、魚を捕るには、どんな日がいいのか話し合ったことがある。 季節や時合いについては、おおむね意見が一致するのだが、潮や風のこととなると、ときどき正反対の考えを述べるのだった。もちろん、漁師は私の意見など、笑って聞いていたものだ。俺達は毎日海に出ているんだから、というのが決まり文句だった。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=35 |
| エッセイ1 | 12:16 AM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,03,02, Sunday
長年釣りをやっていても飽きないのは、きっと、水の中の見えそうでいて、見えにくいものを相手にしているからだろう。 我々、陸上の者とは、水面という境界で分断された身近な異世界があり、その中に棲む相手は、見ようとする意志、つまり釣りをする心がないと、なかなかお目にかかれない。 そこで、無数に海を覗き込んできた経験から、幾つか印象に残ったことを記そうと思う。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=33 |
| エッセイ1 | 10:28 AM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,03,01, Saturday
紀伊半島と比べると、関東の房総半島は小さい。その面積は半分にも満たない。その割に人が多いのは東京に近接しているからである。しかも東京湾横断道路が出来て、高速も半島の先近くまで伸びた。今後さらに釣り人は増えるだろう。 ありがたいことに磯のスズキ狙いは荒れ気味の日の釣りが中心になる。そのため他の釣りよりはいくぶん人出が少ない。 私は長らく房総半島をホームグランドとしてきた。身体を預けられるお気に入りの岩は三十三カ所。もう幾度と無く通っている。だから自宅に居ながらでも、窓から風に揺れる木々の様子を見れば現場の波の具合が想像できる。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=32 |
| エッセイ1 | 09:06 PM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,02,29, Friday
◇レインボウドラグ リールの回りに七色の虹が架かった。初めて、それを見たとき、リールから延びるラインの先には、全力疾走中のシイラがいた。ラインが勢いよく放出されて、細かい水しぶきが上がり、そこに虹が架かったのだ。 思わず見とれてしまい、ドラグがロックしかかっていることに気付かず、ラインが切れた。まだ、市販前の大切なオリジナルルアー、つまり後のK―TENがメーターオーバーのシイラと共に消えてしまった。そこで小さな虹も消えた。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=30 |
| エッセイ1 | 12:18 AM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,02,28, Thursday
釣りの記録方法として仲間の例を挙げると、魚拓や剥製。文章に残す人。JGFAへの申請。耳石や鱗を取る人。歯形の付いたプラグを集める人。それぞれだが、圧倒的に写真派が多い。 私はと言えば、先日、一本のフィルムを現像してみて驚いた。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=29 |
| エッセイ1 | 11:24 AM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,02,27, Wednesday
今日、生まれて初めてメガネを買いに行った。ラインも漁師結びなら見えなくてもできるが、ビミニツイストとなると、もういけない。遠くの鳥ヤマを探しすぎたとウソブクのはもう終わりだ。レンズの先にあるラインはどこまでもクリアーになった。
( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=28 |
| エッセイ1 | 11:57 PM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,02,27, Wednesday
担当編集者のS氏が、近頃スランプに陥り、魚が釣れないから、その脱出法を教えてという。聞けば、アオリイカ、アイナメ、根魚と、手堅い釣りもやっている。それなりに工夫もしているようだが、それでも釣れない。まさしくスランプ。 こういうときには、あなたには釣りに最も大切な要素、すなわち運が欠けている、などと冷たく言い放つ訳にもいかないだろう。そこで、真面目に考えてみることにした。 本来、釣り雑誌の編集者というのは、内外の釣り名人達の記事に囲まれて、テクニックやポイントに精通しているはずなので、誰よりもウマイ釣り人になっていてもいいはずなのだが``。実際はそうでもない。 ということは、テクニックとか、釣れたルアーとか、ポイントというものの他にもっと大事なことがあるということだ。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=26 |
| エッセイ1 | 11:28 AM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,02,26, Tuesday
重心移動のアイデアを、どうやって思い付いたのか?という質問は、今でも度々ある。発表当時に詳しく答えたつもりだったので、その後は簡単に「宮本武蔵」を見てヒラメイタ云々で、済ませてきた。そこで、ルアーマンの世代も移ってきたようなので、この事について少し立ち入った話をしようと思う。 あの頃の私は、昼間の外洋の釣りが好きだった(今もだが)。いつも風の強い荒れ気味の日を選んで釣行していた。 場数を踏んでゆくと、その中でも、どうゆう日並みが釣れるのかが自然と解ってくる。生暖かい風が吹いている時、つまり、通っていたポイントでは逆風となり、ルアーが満足に飛ばないような日に、良くスズキに出会えたのである。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=25 |
| エッセイ1 | 12:46 PM | comments (0) | trackback (0) | |
|
2008,02,26, Tuesday
酔い方にも酒の種類によって、違いがある。賑やかな席では気付きづらいが、こうして一人で酒を飲んでいると、それがよく解る。 ビールは、気を荒れさせる所があって、静かな夜には似合わない。日本酒は、味は好きだが、どうもグチっぽくなる。ワインは、つい皮肉のひとつでも言いたくなるから不思議だ。 もちろん、これは私の場合である。何かアルコール以外の成分が作用しているようだ。酒の本質は、その不純物の中にこそ秘められている。 そこでウイスキーだが、この添加剤の入ったエンジンオイルのような色の液体は、思考をひたすら過去へ遡らせる。かといって、センチメンタルにならないのは、あたかもゴムを伸ばすような強引さを伴うので、やがて素早い揺り戻しが待っているからだ。〔フライでカスミ〕 この時までに心の何処かに滑走路を作っておくと、うまい具合にそのままゴムに弾かれて、飛ぶことができる。 ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=22 |
| エッセイ1 | 10:56 AM | comments (0) | trackback (0) | |









