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K-TEN系のご質問ご意見はこちらまで
 
kten@green.ocn.ne.jp
 
スパムメール防止のためリンクを張っておりません。
お手数ですがメーラーにコピー&ペーストでお願いいたします。

ベイトリールについて
 熊本のMさんからのリクエストです。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
…略…僕はベイトリールが好きで不利な部分はわかっていますが、使用しております。…略…ラボにてベイトリールの見解を書いていただけると嬉しく思います。…略…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇Mさん撮影
 
 Mさん、お待たせしました。思い出たっぷりの写真数点もありがとうございました。
 始めにお断りしておかなければならないのですが、私はこの十年、ショアーからだとほとんどスピニングを使用しています。だから、最近のベイトリール事情には詳しくないのです。それでよろしければ、ということでお応えさせて頂きます。
 
 私が海でベイトリール(ABU等)を度々使用していたのはK-TEN誕生以前のことです。まだ外洋で使える専用のロッドも、満足できるドラグ性能をもつスピニングも無いに等しく、リーダーすら知りませんでした。
 愛機ロディの交換部品が尽き、やがてスピニングのペンや旧ダイワSSシリーズ等を手にしてからは徐々に使用頻度が減っていきました。
 大きな理由は外洋での風速十メートル以上の逆風を、当時の私の技術では克服できなかったことと、毎回の分解整備が面倒なためでした。それ以外は特に問題はなく、優れたスピニングがでるまで使っていました。
 そもそも、ベイトリール(以後ベイト)にしたのは、外洋の、あるヒラスズキポイントを攻略するためでした。其処では魚がヒットしたとしても手前にハエ根があるため、たまに根を覆う波に乗せて強引に取り込む必要がありました。5、4メートルの振り出し石鯛竿を使った事もあるぐらいのところでした。これは5キロのヒラを抜き上げたとき、釣趣に疑問を抱き一度で止めましたが。
 
 私にとってベイトのメリットは指ひとつでイザというときに瞬間フルロック、あるいは解放ができることだったのです。これは指で直にというところが重要で、鈍いロッドを介さないので魚の力をダイレクトに感じることが出来ます。スプールを手で押さえるとか、レバーブレーキでは味わえない感覚です。
 ときには強風下だと糸鳴りが凄いことも相まって、切れる寸前のラインの悲鳴まで指から聞こえてくるかのようでした

 また古いABUはドラグが作動すると、良質なクリック音が小気味良く響くので独特の使用感がありました。後年、予備として買った6500Cからこの音が消えていたので如何にガッカリしたことか。 あのような精度の裏付けがある音なら現在のスピニングにも欲しい機能だと思っています。中途半端なチリチリ音とか、節度のないズリーッとかより、もっと快感を増幅できて、夜間の釣技を補助できる程カッチリした音を発生できれば需要があるはずです。
 
 その他、両軸の特性として、コンパクトであること、ドラグ作動時に糸ヨレが出来にくいこと(絶対の優位性)、ライン径が太くなっても飛距離に影響が出づらいこと、ロッド側ではなくリール側で小技ができること等が挙げられます。それはそのままスピニングに足りないことでもあるわけです。
 
 このように、たった二つのデメリットを除けば、キャスティング用ベイトリールは充分に実用的だと思います。聞いたところでは、最近のリールは海水に強いものもあるし、古めのABUにも改造パーツがあるそうです。となると残る大きな課題は唯ひとつ。誰もが悩むバックラッシュです。 ……
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| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=222 |
| リクエスト | 12:52 PM | comments (0) | trackback (0) |
質問…ゴールドカラー
 北陸のTさんからの質問です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
…略…質問A(直メールにて回答)…略…北陸地方では陽が差してきたあたりからNO,7(旧ゴールド)の反応(ヒラメ)がいいように思います。また、ゴールド系のカラーは少しの違いで、釣れるゴールド、釣れないゴールドがあるような気がしています。…略…二宮さんのゴールド系カラーについて、過去のエピソードや意見をお聞かせ下さい。…略…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 Tさんの質問には普遍的なところを含んでいますので、一部ラボで回答させて頂きます。
 
 ゴールドカラーというのは、ルアーによるシーバスフィッシング黎明期(80年代)から私にも馴染み深いものでした。 ルアー作りの参考にさせて頂いた当時のラパラのカラーバリエーションの中でも、シルバーベースに背がブルーと、ゴールドベースに背が濃いオレンジ、それとルアーらしいレッドヘッドをよく使っていました。
 朝、昼間はシルバー系。夕、夜間はゴールド系。気が向くとレッドヘッドというのが典型的な使い方でした。外洋ではゴールドプレートの入ったロングAも多用していました。
 カラー論議は釣り人特有の探求心のせいか、当時から賑やかだったのですが、シーバスルアーのカラーバリエーションは今とは比較にならないほど乏しく、しかもバスルアーのようにカラフルなものは少なく、背もブルーやブラックなどの単色がほとんどでした。
 湖のモンスターブラウン相手に、リアルカラーとは別に何故か黒金が持て囃されたのもこの頃のことでした。
 カラーだけについても、色々な場所で、色々なアングラーが、ああでもない、こうでもないと試していた時代だったのです。私もその中の一人でした。
 
 ゴールド系は、あの時から今に至るまで生き残って来たカラーです。その理由を述べることが今回の質問に答えることになるのですが、その前にもうひとつ。 私にとってのゴールドは、ある特殊な思い出があります。ルアーを作り始めたとき、ゴールドのアルミ箔を探したのですが、金紙しかありませんでした。結局、シルバーのアルミ箔にイエローを吹くとゴールド風になることが判り(現在も同じ方法)、そのことが量産型ルアーを作る際に重要な役割を果たすことになるのです。
 
 私は絵を描いていたせいか、当時のソルトルアーの単純な色使いが寂しく感じていました。生きている小魚は、見る角度や光の反射で、あんなにも多様な輝きを放っているというのに。
 だからK-TENを発売できるようになったとき、高コストを承知で透過光を利用した深みのある色合いにすることを希望しました。それは、シルバーにイエローを吹いてゴールドになったことをヒントに、ルアーの背にまず別色を淡く吹いた後に、別の色を上乗せすることで実現しました。
 そうすると、何も塗っていないサイドから背にかけて、例えば緑から紺(マリンブルー)、淡い紫から青(マリンバイオレット)というように、優しく色が移行して、2色の間に味わい深い色が現れます。
 この手法は現在多数のルアーに普通に使われています。このように、私にとってゴールドカラーから派生したことは大きいのです。……   ( > > > 続きを読む)
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=221 |
| Q&A-2 | 12:48 AM | comments (2) | trackback (0) |
K2F122テスト
  122のテストも佳境に入り、一昨日土曜の午後、南房総のSさんと現地で待ち合わせ。しかし、狙っていたポイント近くにはまだ数名の釣り人が…。さすがに週末です。
 これから風向きが変わるという予報と潮位を信じて、しばらく近くのサラシやサーフを巡って地味~なテストをすることにしました。次々と微妙に異なる122をSさんに投げて貰います。
 ピーカンの午後3時になると、にわかに例の風が吹き始め、先の釣り人達が撤収した模様です。支度を整え、いざ予定したポイントへ。
 
 ゆっくりと海の状況を確認して一投。直ぐさまフッコが応えてくれました。そして直後に隣のSさんのロッドが大きくカーブ。122プロトにいきなり7キロオーバーヒラスズキです。
 Sさんはベテランだから何の心配もありません。それからの一時間少々は至福のひとときでした。ヒラ、マルの、小さいのから大きいのまでが混成している群れの直中に二人も居るのです。
 
 辺りには我々だけ。焦ることもない。一匹釣る度に、波シブキを手の甲で避けつつ互いにタバコの火を着け合うシアワセ。
 スモーカーにとって、投げれば必ず釣れると確約されているときの、余裕の一服ほど贅沢なことはありません。
 
 そして早々と祝杯を上げることに同意して、陽が沈む前にポイントを後にしました。テスト結果は上々。Sさん、ありがとう。
 でも結果が出過ぎて、仕様が異なる最終候補が微妙な違いながら2つ残ってしまいました。どうしよう~。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
写真はSさんとヒラ達。それと122。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=220 |
| 次世代K-TEN K2F::122-Fテスト等 | 10:01 AM | comments (8) | trackback (0) |
質問…リーダーについて
 東京のSさんからの質問です。
……略…海のルアーを始めて3年の初心者です。本や友人に勧められてリーダーを使うようになりましたが、トラブルが多くなって直結に戻しました。直結でも滅多に切られないのですが(シーバスです)、二宮さんはどうお考えですか?……略…
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 まずお断りしておきたいのですが、私がこうした質問にお答えすると、相対的な話になりがちで返って迷わせてしまうかもしれません。そこで、簡単に結論から書かせて頂きます。
 それは、Sさんに現在の状況で問題が無いのなら、無理をしてまでリーダーを使うことはない、ということです。
 ただし、Sさんがこれからも釣りを続けてゆけば、きっと様々な魚種や状況に会うと思います。そこでリーダーの必要を感じたときのために、普段からリーダーの扱いに慣れておくことをお勧めします。
 以上が回答なのですが、もう少し突っ込んだ話もさせて貰います。
 私もずっと以前はリーダーというものを知らずにいました。スズキなら2号~5号(6ポンドから20ポンドぐらい)を直結。シイラやカツオでさえ直結5号でやっていました。それで何とかしていたものです。
 現在のリールより劣るドラグ性能だったので、作動が段付きになりとてもスリリングでした。
 やがてリーダーの存在を知り、試行錯誤するうちに、その有用性を確信して現在に至っています。
 
 私がリーダーを不要だと考える場合は限られます。
 ◇明らかに小魚相手のとき。
 ◇障害物が無く、取り込みに問題が無いとき。
 ◇ファイト時間が長くなっても周りに迷惑を掛ける心配がないとき。
 ◇リーダー、イコール餌釣りでいうハリスと考えて、釣果アップを図るとき。等があります。
 それ以外はやはりリーダーはあったほうがトラブルは少ないし、さらにリーダーにはルアーの挙動を左右する一面があるので、現在の発達した様々なメソッドを積極的に助けることができる可能性もあります。
 
 ところで、K2Fのアンケートを集計してみると、釣り歴の長い方が大半だったことと、大場所メインなこともあり、皆さんのリーダー仕様はバラバラでした。 大型ルアー故、リーダー未使用の方はいませんでしたが、太さ、長さはその釣りスタイル、釣り道具、海岸の状況次第で数倍の差がありました。
 例えば、
 ◇横風抵抗を嫌い、スズキの鰓蓋までの20センチぐらいしか付けない方。
 ◇小径トップガイドに結び目が入らないようにタラシ分1,5メートルに抑える方。
 ◇テトラ帯やカキ殻、あるいは磯ズレ対策のため、4メートル、ときには9メートルに近い方も。
 それぞれの方が、TPOに応じて適切なリーダーを選んでいるようでした。それで良いのだと思います。
 
 いづれにせよ、リーダーに不慣れならば、評判の良いノットや簡単確実なノットを強度や耐久性に自信を持つまで練習することです。
 
 その他に参考として、リーダーがルアーや釣りに及ぼす影響を挙げておきます。
 まず、リーダーが太くて長いほど、風や波、流れの影響を受けやすくなり、着水後のルアーの挙動が控えめになります。(K-TEN系はあらゆるリーダー太さでテストしてあり差が少ないほうですが、ルアーによっては全く動かなくなるものもあります。)
 また太いリーダーはフローティングルアーの潜行能力を妨げますが、同時に一端潜ったFルアーの浮き上がりを抑えることもあるのです。
 反面、抵抗を受けやすいことを利用すれば潮流に乗せやすくしたり、微妙にルアー深度を調節したりすることも出来るわけです。
 
 ということは波や流れ、水の比重の違いと、リーダーの長さ太さ、ライン比重等の相性が、知らぬうちに釣果を左右している場合もあるということになります。
 今日は隣の友人のほうが何故かヒットが多いというとき、他に原因が思い付かないとき等、リーダーの違いにも注意してみて下さい。
 
 餌釣りのハリスは細いほど食いが立つという当たり前の法則がありますが、おそらくルアーにおいても最終的には同様だと思います。しかし、不利も有利に転ずることができるのがルアーフィッシングの良いところです。
 その現場、道具、状況、好みに応じた適正なリーダーを総合的に考えて楽しみながら選んでみて下さい。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=218 |
| Q&A-2 | 08:06 PM | comments (2) | trackback (0) |
K2F122…ABS成型品
 小出しで申し訳ないのですが、K2F122は、現在、製品版と同じABS樹脂の成型品で実地テスト中です。かつて弊社ではABS以外に幾つかの樹脂を試していますが、どれも本採用には至りませんでした。
 例えば、ガラスのような透明度で硬質なアクリル系は、本当にガラスのような壊れ方をしましたし、ポリカーボネイトも板状の成型品は強いのですが、厚みの異なる複雑な形状になると意外に脆いのでした。だから今のところ総合的に判断してABSを採用しています。

 試作型実験を終え、初めて最終型を組み立て水に浮かべるときは、毎回間違いないという自信はあるものの、設定通りの比重になっているかドキドキするものです。きっと、ハンドメイドを作る方も同じだと思います。
 海で浮力を確かめるのはもちろんですが、完全静止水域でゆっくりと浮力等を計ったりすることも大切なので、今回もいつもの儀式のように一緒に風呂に入りました。そして海水に入った時を想像しながら、突っついたり(可動部分の動作確認)して小一時間遊びます。その間、相当難しい顔をして風呂にいるはずですから、人には見せられない光景です。

 予定では後二週間程、実地テストをしてから、量産に向けての準備をすることになります。他のルアーの生産予定が空かなければならないので、できるだけマメに進行状況をお知らせしたいと思います。


 ところで、写真(背中ホワイト、リップは取ってある)をご覧頂くと判るのですが、水中から見ると、水面が空気との境界になり、鏡面になるのでルアーの背側が良く見えています。たまに質問の中で、ルアーの背なんて魚から見えないのでは?というのがありますが、少なくとも静水で水面直下の場合は、魚から見えているし、自身の姿も魚眼であることもあり認識できていることになります。
 ただし、静水でははっきりした映像でも、波立ったりするとモザイク状に色や形が拡散していく感じになります。実釣にそれがどのように関わるのかは明確に示すことはできませんが、外界に馴染ませたり、アッピールするには背中側も役に立つことがあるということです。(ninoカラー、青物対応カラーの中にはこの辺りのことを考慮して設定したものがあります。) 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=217 |
| 次世代K-TEN K2F::122開発状況 | 04:38 PM | comments (0) | trackback (0) |
質問…フックを外す場合
 大阪のFさんからの質問です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
…略……
いつもK-TEN(9cm)を近くの河川で使っています。
ポイントはシャローの馬の背付近が多く、干潮時になるとよく根ガカリします。
表層を引けるルアーに変えてもいいのですが、この河川ではK-TENがよくヒットします。

根ガカリ対策に前のフックを外そうと思うのですが、泳ぎ等に影響がでるでしょうか?
フックと同じ重量のオモリを付けた方がいいのでしょうか?

又、15gの軽量のバイブも使用するのですが、前のフックを外しても泳ぎに影響はでるのでしょうか?

よろしく回答をお願いします。
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 K-TENのご愛用、ありがとうございます。
 ご質問についてですが、基本的にルアーは、フック込みで設計していますので、外しただけだとどうしても挙動が変わります。(当社バイブも同様です。)

 それでも外したい場合は、お気づきのようにフックと同重量を目安に錘を付けるほうが無難です。その際、錘もフックと同じようにフリーに振れるようにして下さい。
 簡単な方法は、付けたいアイに、コシのあるラインかワイヤーを通し、リング程度の穴を残してガン玉で挟み込むことです。できればそこに接着剤を垂らしておくと丈夫になります。

 また、参考までに付け加えさせて頂くと、お好みポイントとルアーには微妙な相性があり、現在の状態で釣れているということは、潜りやすいルアーを潜り過ぎないようにする操作やアクションが現場の魚に合っている場合もあるので注意が必要だと思います。

 不明な点がありましたら、遠慮無く、またメール下さい。
 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=216 |
| Q&A-2 | 12:55 PM | comments (0) | trackback (0) |
6500C
 急に冷え込んで海に出る気にもなれず、久しぶりにタックル整理。ヘタをすると10年以上使用していないリールやロッドがゴロゴロしているので、このまま放っておくと、ラインに触れているアルミスプールが腐食したり、内部のグリスが固まってしまいます。
 心配したとおり、幾つかのリールにその兆候が!塩分というのは恐ろしい。使用後充分に洗い、乾燥してから仕舞ったはずなのに、空気中の水分を取り込んで悪さをしています。
 間を開けずに使用していれば、傷は付いても腐食したりしないのですが、つい買い揃えた道具の数が多いと、そうはいきません。
 
 以前はリールの分解整備を頻繁に行っていたものですが、最近は視力のこともあり、たまに注油するだけになりました。ほとんどのリールがそれで生き返るのですが、両軸受けの幾つかが使用に耐えない状態です。
 
 整備をしてみると、当然古い年代のもののほうが状態が悪いのですが、ABUだけはどうも違うらしい。(私のは) 
 6500Cは10年おきぐらいに3台購入していますが、一番古い80年代初期にヒラスズキで酷使していたもののほうが、メッキ、塗装の具合が良いのです。 よく見ると、同じ品番でも仕上げに差がありました。判りやすいのはロッドに取り付ける部分です。比較的新しいものは、成型した金属板に普通にメッキが掛かっているだけなので剥離が目立ってきました。私の使用方法が荒いので納得の状態です。
 ところが古いほう(写真左側)は、メッキする前に念入りに金属のエッジ部分を丸めてあり、バフでも掛けたような仕上がりです。そのせいか僅かな剥がれも無いのです。同じ設計図から出来た物でも差があったわけです。
 
 私は昔日初めてABUを買った時の事を思い出しました。当時、まともにドラグが作動するリールはABUを筆頭に僅かしかなく、国産の数倍の値段に驚きながらも、それに見合うだけの性能に感心したことを。
 現在、国産のリール性能は飛躍的に向上して、同じ魚相手ならば数倍楽に釣れるようになりました。上位機種になると値段も相応に跳ね上がり、仕事に必要な私でも躊躇うことがありますが、欠かせない相棒になっています。
 しかし、こうして昔日のリールを眺めていると、性能はともかく使い込んだという事実そのものが大切だったのだと気付かされます。
 使わなくなったからといって、中古として処分すれば、新しいリール購入の足しになるのでしょうが、とてもそんな気持ちにはなれません。
 これらのリールは我が身が朽ちるまで私の傍らに居続けるでしょう。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 写真下は当時、ベイトの海用ロッドがほとんど無かったので自作したトリガーアタッチメント。小径ガイドのカカリ竿などに取り付けていました。これでも純チタン製。
 ちなみに純チタンというのは柔らかいです。これの他に軽量ギャフを作ったのですが、合金でないと簡単に曲がってしまい痛い目に遭いました。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=215 |
| アイテムいろいろ-2 | 01:50 PM | comments (0) | trackback (0) |
K2F122…アタリ針、共振?
 `ルアー´という言葉、とっくに日本語になっているようなものですが、特許関係などお堅い表現を好むところでは、分類上擬餌針と表記されています。
 現在のハードプラグを一様に擬餌針と呼ぶことには抵抗があるのですが、古来、実用として在った擬餌針、つまり骨や貝、羽等を材料にしたバケには、未だに教えられるところがあります。
 そうした擬餌針には外見は同じものなのに稀にアタリ針と呼ばれるものがあります。親しい漁師に頼むと、妙に恭しく勿体ぶった素振りで見せてくれました。そして主に引き釣りのヘッドについて、その輝きや形状の僅かな違いを語ってくれました。
 漁師(真面目な)が日常で数限りない試行を繰り返し、その中で厳選したものをアタリ針と呼ぶとき、それは私たちの使う多様化したルアーのように、明白に判る泳層、色、動き等の違いより、もう少し微妙なところに焦点があたっています。
 
 漁師の道具を見ると、遊びで多種多様な擬餌針を持つ私たちよりも品数が極端に少なく、擬餌針の淘汰の末か、一見どれも似たようなものばかり、そこにあるのは実質のみ、です。
 ルアーマンはこうした考えから距離を保つ宿命にありますが、その実質へ向かう追求心は見習いたいものです。
 
 
 以前、TKLMの欄に少し書いたのですが、私はハンドメイドを量産してみるまで、自分自身の設計したルアーの中に、稀にアタリ針が発生することに気付きませんでした。
 商品としては製品間に違いがあることは出来るだけ避けねばならないのですが、ウッドハンドメ唯一の重心移動システム入りルアーだった故、重心の位置と遊びが三次元で微妙に異なっていたのです。
 長い時間、その現象の解析に費やしたように思いますが、それは主に共振とか共鳴といった性質から来るものでした。 水中でルアーが動くとき、ある条件が重なると鋼球錘が生き物のようにブレ動くのです。だからといって、大袈裟にこれが釣果を飛躍的に向上させるなんて言うつもりはありません。魚に対する効果からすれば、その形状や泳層、アッピール力等、明らかに差のある性質のほうが優先されるはずです。 
 この微妙な違いによる効果は、10パーセント向上するのが精一杯かもしれない。でも悪い方向には行かないことは確信しているのです。どんな小魚も定位しているときですら完全に静止することはありません。
 
 だからK-TEN系全て、メインウエイトを横方向には固定していないので、何かしらの音がします。これは音が良いというからではなく、音を消すことより(簡単、球を二本のレールの上に乗せるだけ)総合的に考えて優先することがあったからです。
 
 また、共振を応用出来るようになっても、実釣上ではルアーの抵抗となる太さの異なるラインやフック換装があり、こちらの思惑通りにはなりません。そこである程度強引に制御しようとRユニットを考えたわけです。
 これも初期~TKR~現在まで、少しずつ変化してきました。K2FのRユニットでは、それで動かすというより、メインウエイトの横方向の動きを補助するという役目になっています。
 今度の122は二個目のタングステンウエイト球を、ある周期で動かすためにユニットの配置を工夫しました。図の上下を比較して見て頂くと、ユニット、メインウエイト、それと腹フックの位置関係に違いがあることが判ります。この間に目指すものがあるのです。(あった)
 
 
 ★ここで提案なのですが、予定通り春(初夏より早い)頃先行発売できるとして(本発売は夏以降)、この10パーセントの詰めの部分を、ここをご覧頂いている皆さんと一緒にやるというのは如何でしょう?
 例えばRユニットと??をブラックボックスとして、その質量を変えたものを数種、先行して発売(店舗販売)し、ご意見を集約した後、本発表~通常販売に移行できれば、と考えています。
 もちろん未完成品をお渡しするわけではありません。既に充分以上の能力を有しているルアーなので、その上を目指すわけです。ただし、結果、本発売時に採用見送りの仕様が出るはずです。その場合はレア品としてご愛用頂ければ幸いです。ご容赦下さい。
 あまたのルアーが世に溢れる昨今、142モニター販売の時、皆さんにお世話になったことが忘れられません。122も142を応援頂いた故に製作出来ました。また密なお付き合いをお願いしたいのです。
 
 いずれにせよ122の発売二週間前には此処でお知らせできると思います。此処を毎日見ることを強要したくはないので、たまにご覧頂ければ入手できるように充分な数量は作るつもりです。
 ご意見等、お待ちしています。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=214 |
| 次世代K-TEN K2F::122開発状況 | 02:12 PM | comments (4) | trackback (0) |
人工と自然
 この我が家に引っ越しして来たのは、初代K-TEN誕生の頃ですから随分経ちます。仮住まいと思っていたはずなのに、人生色々あって、どうやらこのまま定住することになりそうです。
 住めば都、近辺にはサーフ、磯、川、堤防と、ルアーテストに必要なシチュエーションに不足は無く、都会にいるよりは交通に掛ける時間、費用の節約ができ助かっています。
 
 引っ越しして来た当初、歩いて二、三分の所にある幅5メートル程の小さな川には魚がたくさん居たものです。
 それが暫くして治水工事が始まり、一挙に川幅が拡張されました。元々は幅5メートルで済んでいた水量だから、水深は極端に浅くなり、当然魚影も薄くなり、ガッカリしたものです。
 
 それが、この数年徐々に川らしい様相をそれなりに取り戻しつつあるように見えます。
 工事直後、平坦になった川底は、年に数度ある大雨や台風の影響で、掘られたり、干上がる場所が落ち着いて、此処なりに相応しい生態系を築き始めました。たまにですが、以前より型の良いフッコも入って来るようになりました。
 
 ただし釣りを考えると、農耕地区にある小河川には特有の問題があります。農繁期になると、雨が降れば増水するものという常識が通用しないのです。田畑に水を引く水路利用が優先されるので、水門次第で水深が上下するからです。
 自然の流れとは逆行することもあり、きっと我々以上に魚がビックリしていることでしょう。友人を釣りに誘い、行ってみたら前日にはあった水が全く無かったこともありました。
 
 このように自宅の近くに釣り場があると、その現場の変遷を目前にして気付くことも多いのですが、たまに行く遠くの釣り場ではそうはいきません。
 しかし全国の津々浦々でスケールの違いこそあれ同様の事は起こっているはずです。……
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| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=213 |
| コラム | 08:27 PM | comments (0) | trackback (0) |
ファイナルファンタジー13
 正月とこの連休中、久しぶりにPS3ファイナルファンタジー13をやってみました。シリーズ4と7はやったことがあり、人並みにはクリアー出来るはず、と取り掛かったのが正月前。
 遊びに来た友人からは50過ぎの大人がやるもんじゃないよ、とか言われながら、また、時には酔っぱらいながら何とかクリアー。
 慣れないゲームシステムに悪戦苦闘しましたが、言うまでもなく最新のグラフィックスは綺麗だし、音楽も良い。FFに期待した物語ではなかったけれど、満足しました。私の指もまだまだ動きます。 
 TVゲームの黎明期から見てきた身としては、その表現手法の変化には隔世の感があります。20年を経て変わり過ぎたものと不変なものがある。この感じは海のルアーも同じです。
 
 ところでゲームの本編はクリアーしたものの、どうもクリアー後にやり残しがあることが判明。最近のRPGゲームの特徴で、本編より裏のやり込み要素のほうが、時間的な分量が勝るものまであるそうです。サービスと言えば聞こえはよいのですが、穿った見方をすれば、中古市場に早々と流れるのを防ぐためでもあるのでしょう。
 
 これFF13だと、本編ストーリーには直接関係のない64の課題ミッションとかがあり、それも本編ラストボスより数倍強い相手を制限時間内に倒せという条件付きなのです。
 それらをクリアーしないと各課題解決のトロフィーが解除されず、壁紙のような隠れテーマ画像が見れないのだそうです。
 う~ん、オジサンにできるのだろーか?で……仕事は一段落付いたところだし突っ込むことに。
 ……で……夜間が主とはいえ、その後10日もかかって全トロフィーをやっと解除。プラチナトロフィーには「究極への幻想」と文字が。そして7枚の壁紙。
 それだけなのですが私チョット嬉しかったです。本編のほうを忘れてしまったほど困難だったので。それと自分の反射神経の老化具合がよく判りました(苦笑)
 FFに90センチ級の称号を進呈しましょう。
 
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 K2F122はABS用本型製作へと行程が進んでいます。ABS樹脂は試作型の材質とはほんの少し比重が違うので、いったんリップ無しの状態に戻し、最終調整に入ります。
 それが手許に届けば、また海に入り浸ることになります。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=212 |
| OTHER-4 | 02:21 PM | comments (2) | trackback (0) |
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あなたの良き思い出のために