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K-TEN系のご質問ご意見はこちらまで
 
kten@green.ocn.ne.jp
 
その他タックルハウス製品のご質問ご意見はこちらまで
 
media@tacklehouse.co.jp
 
スパムメール防止のためリンクを張っておりません。
お手数ですがメーラーにコピー&ペーストでお願いいたします。
 

質問 グリップの扱い方
 Тさんからの質問です。以下。
 
 ーー略ーー スズキをリリースする際、二宮さんの過去の記事も読んで、口にボガを咬ませて、皮膚に触らないようにしていますが、写真も撮りたいので、どうしても短時間ぶら下げます。
 先日、外国のガイドの意見として、日本人のやりがちなこのぶら下げが非常にダメージが大きいという記事を見ました。スズキより遥かにメタボなバスを米人が同様に扱うことから、程度問題とは思いますが、二宮さんのご経験からは、少しは皮膚に触れても腹などを支えたほうがいいか、口でぶら下げても致命的ではないのか、アドバイスお願いします。ーー略ーー
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 Тさん、お待たせしました。お答えします。まず、文中にある外国のガイドの方の意見を読んでないので、以下の文章はその批判ではないことをお断りしておきます。
 
 ぶら下げによるダメージが大きいと思われるのは、口周りの構造等をを見て察することのできる魚体の丈夫さを上回りそうな体重を持つ対象魚のときです。
 同じスズキやバスでも体型や産卵期等で体重には大差があります。太っていても、口周りの構造的、材質的な強度は痩せた魚体のものと、そう変わりはありませんから、ぶら下げたときズシッと重みを感じる魚体には、それだけ負担が掛かっていることになります。
 
 と、ここまでは常識でわかりやすいのですが、問題はここからです。
 
 現在、フィッシュグリップ等の普及に伴い、魚体に触りまくらなくてもランディングできるようになりました。総合的に見ても優れたギアです。
 ただし、見ているとこのギアの扱い方も人それぞれなのです。その外国のガイドの方のように日本人というひとくくりにして済むとは思えません。
 
 例えば、同じ6キロの太ったスズキやバスをグリップを使って持ち上げることを想定してみます。そしてここで、全く逆に考えて下さい。故意にダメージを与えるにはどんなことをすればよいのでしょう?
 簡単です。かえって映像的には見栄えはいいかもしれません。それは口を挟んでから、できるだけ瞬間的に素早く派手に持ち上げ、ついでに捻りでもすれば完璧です。ダメージ最大になります。このとき、口に掛かる体重は数倍に跳ね上がるからです。
 
 あとは程度問題ですが、おそらくそのガイドの方は客の魚の扱いを見て、そこまで極端ではなくとも総じて雑な印象を受けたのではないでしょうか。そのひとくくりにされた日本人の弁護をすれば、遠征時というのは気分的にテンションが高く、いつもよりは派手に動きがちです。魚釣りの取材とかにも似て撮影も多くなるものです。
 
 
 従って、目指す方向があります。ランディング時の状況は様々ですが、できるだけ加速度を与えない、ゆったりとした動作を心掛けて持ち上げることでかなり改善されるわけです。見栄えは当面悪くなりますが、やがて定着する事を願っています。ボクシング世界チャンプでもスローなパンチでは人は倒せないように、ダメージのほとんどは気遣いで低減できます。
 
 また、持ち上げたとき、余りにも重さを感じたときは、軽く温度差の無い手を添えることもありだと思います。ただその際は、内蔵側ではなく、肛門より後部に、そして、時間的に短くです。
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=294 |
| Q&A-3 | 01:52 PM | comments (0) | trackback (0) |
重心移動システムの磁石について
 Tさんからご質問があり、個別にお答えしましたが、ここでもう少し詳しく使用磁石についてご説明したいと思います。
 
 現在、弊社の重心移動システム入りのルアーには、フェライト磁石とネオジウム磁石を採用しています。
 
 細かく言うとフェライトにも種類があるのですが、広く一般的なものに使用されているものです。比較的安価で形、規格とも色々あります。基本鋳物なので、錆びることはないものの、強い衝撃には欠けてしまうことがあります。
 ネオジウム磁石はCDプレーヤーやハードディスク、携帯を振動させるためのモーター等にも使われています。より強い磁性を持たせることができますが、レアメタルを含むため高価です。
 こちらは錆びやすいのですが、ルアーに使用しているものは、硬質な表面処理をしてありほとんど心配ありません。
 
 この二つをそれぞれのルアーの設計上、相応しいものを選んでいるわけです。
 例えば球(おもり)を幾つ着けるのか。ルアー内部のスペースの余裕。浮力との兼ね合い。前後バランス等と、鉄球や磁着タングステン(特殊)の性質をスリ合わせて決めています。
 
 そして、弊社のルアーではあえて磁力を抑え気味にしています。
 理由は投入時のショックを抑えて長期使用に耐えられるように、つまりルアー破壊による危険を避けるためです。(ブログ内、エッセイ禁断の重心移動システム、参照)
 
 また、永久磁石という呼び名がありますが、残念なことに電磁石でもない限り、磁力は年々落ちてゆきます。(減磁)安定環境では100年に数パーセントということですが、実際は熱が掛かると磁力が下がる等、使用条件が様々なので、数年で体感できることもあるようです。
 
 そこで磁力の大半が失われても、ルアーとしては成り立つように設計しています。
 リップ付のミノー系は、引くと頭が下がるので錘が戻りやすく、問題は少ないです。しかし、リップルポッパー系やペンシル系は引き方によってはそのアクションが大きく変わることになります。
 そういう時は別物のルアーとして活躍して欲しいと願うものです。
 
 
 注。磁力の自然経年劣化以外に、稀にいきなり磁力を失ったかのような症状がでることがあります。原因は、磁石の割れ、水分の混入による錆等が考えられます。
 製品が比較的新しく、大きなショックを受けた形跡も無いのにそうなった場合は、弊社か、いつもの左下メールアドレスにご連絡ください。
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=286 |
| Q&A-3 | 04:49 PM | comments (3) | trackback (0) |
K2F122、フック換装
 横浜のIさんからの質問です。
 
 ……略(要約)…以前、K2F142のフック換装について書かれていたことを実戦で試したところ、良好でした。
 そこで122でも青物を狙いたいと思います。お勧めのフックがありましたら教えて下さい。…略…
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 Iさん、お待たせしました。142での青物釣果のご報告もありがとうございました。  
 
 さて、本題についてですが、文面から要求される6キロオーバーのブリ等の青物に耐えうるフックとなると、やはり142のときにお勧めした、RBH#2になります。
 品質の安定度や入手のしやすさを考えるとそうなります。
 ただし、142のときと違うのは、RBH#2を前後に付けると、沈降はゆっくりですがシンキングになります。また、そのときはリングをノーマル#4から#5(142用)に換えて下さい。
 
 K2F122フック
 
 ◇ノーマル ST46#2 1,25グラム  スプリットリング#4 0,18グラム。
 
 ◆がまかつ RBH#2 1,71グラム  お勧めリング#5 0,29グラム。
 
 ◇142純正オーナーST56#2  1,41グラムも換装可能です。
 
 フック、リング共これ以上のものを122に付けることもできますが、全体の強度バランスが偏ることになり、かえってルアー自体の破損を招き、実質強度が低下することがあります。
 
 要望があるのにもかかわらず、アイの径をこれ以上拡げないのもそうした理由からです。アイ径を拡げると、つい限界まで大きいフックやリングを付けたくなります。そうすると簡単にワイヤーがネジ切れたりする場合があるのです。
 
 もしもそうした無理のあるフックやリングを装着する場合は、自己責任でお願いします。


 写真は、RBH#2を付けたもの。左手前が純正。奥がST56#2です。
 
 なお、ページ右上、サイト内検索で、「フック換装」と入れれば関連した項目が出ます。参考にして下さい。
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=280 |
| Q&A-3 | 08:20 PM | comments (0) | trackback (0) |
ラインアイのグラつき
 四国のKさんからの質問です。
 
 ……略…K-TEN、BKF115系について。二本購入したのですが、ラインアイが動く状態でした。
 同じブルーオーシャンでも140やK2のレーザーカットワイヤーでは、そのような製品がありません。…略…グラつきは非常に気になります。大丈夫でしょうか?……略…
 
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 お答えします。
 せっかくご購入いただいたのにご心配をおかけしました。
 結論から言うと全く問題ありません。
 
 ご指摘のBKF115、丸ワイヤー仕様は、現在も需要があるため廃番にはしていませんが、設計が古いことも確かなことです。
 しかしその後のレーザーカットワイヤー仕様のものと同様に、ワイヤーを保持しているところ、つまり両側から挟み込むところは、ルアー本体の空気室から独立した伝統の構造になっています。
 またこの製品は、超音波溶着という方法で組み立てているのですが、その際、ワイヤー保持部分にある程度のアソビを設けてあります。ワイヤーとボディが干渉すると巧く溶着できないからです。
 
 現在の設計ではもう少しアソビを少なくしていますが、それでも水漏れ対策のため全ての貫通ワイヤー方式のルアーはこの部分に余裕を持たせてあります。
 そして現在全ての製品はクリアボディ完成後、特殊な薬品にドブ付けしています。これが染み込むことが前提の設計になっています。このためと、ワイヤーそのものの曲がり具合という微妙な点が同一の製品間で差を生じさせているので、ご理解下さい。強度的な差はありません。
 
 
 実際、もしも不良品が出て、本当に水漏れが生じた場合は、この隙間に瞬間接着剤を注入しても止まらないことがあります。
 接着面にピンホールがあると、外気と空気室に圧力差がある限り、接着剤が乾く間にも息をしているようなときがあり、穴は開いたままになるのです。
 
 このようにワイヤーが動くことと水漏れとは、別の問題になります。
 もしも、フローティングルアーがたいして負荷も掛かっていないのに沈むことがあれば、早急に対応できます。安心してご使用下さい。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=277 |
| Q&A-3 | 05:53 PM | comments (1) | trackback (0) |
質問…シングルフック
 
 Kさんからの質問です。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 …略…現在、トレブルフックのバーブレスを使用していますが、鱸に対するダメージを考え、シングルフックで釣りを楽しみたいと考えています。
 
 二宮さんのブログにある、ワイロンを使ったシングルフックついてですが、それに使用するフックがどのような大きさや形状が良いのか、またワイロンはどのくらいの太さが良いのかご教授願えたら…略…
 
 釣りをするメインエリアは河口から三十キロ地点で、よく使用するルアーは、TKR130、KRP140、BKRP115、M148、BKF140になります。
 
 現在使用を考えているものはカルティバOH鯉スレです。
 
 …略…標準のフックサイズに合わせ、糸オモリで重量を調整することが重要だと思いますが、それぞれのルアーにフックサイズをどのように選択したら良いのか、そこが難しい部分になっています。
…略…
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 Kさん、お待たせしました。お答えします。
 
 まず、シングルフックに換装した場合の大きさと形状ですが、お察しの通り、標準フック重量に既製品のシングルフックの重量をそのまま合わせようとすると、恐ろしくデカイフックになり、頻繁にルアーの背に巻き付いたり、フック同士が絡んだりすることが多くなります。
 そのために適度な大きさのフックに糸オモリを巻くことをお勧めしてきました。
 
 ◇適度な大きさというのは、フック同士が絡まず、背に掛かることが無い範囲で、出来るだけ大きいもの、になります。
 
 形状は好みなので、例にある鯉スレ針でも、使用場所からするとサビの心配が少ないので使えると思います。
 欲を言えば、糸オモリを巻くことでフトコロが狭くなりがちなので、もう少し広いタイプのほうが作りやすいはずです。
 
 
 次にワイロンの太さですが、私ならばKさんがお使いのルアーでしたら、石鯛ハリス用を使います。
 品番は、手許にあるのが古いタイプで、間違いがあると困るので伏せさせて下さい。すみません。
 それより小さいルアーにはチヌ、グレ用を使っています。
 
 また、質問内容からすると、ルアーの浮きバランスに留意されている方なので、出来れば写真にあるような電子ハカリ(0、1グラム単位~50~100グラム程度)があると便利です。
 ネットで探せば数千円ぐらいのものが見つかります。
 
 
 そして私見になりますが、トレブルからシングルに換装すると、アタリ自体の頻度はそう変わりはありませんが、平均的にフックアップまでいく数が減るのは仕方ないことのようです。
 でもフックポイントが単純に三分の一になるからヒットも三分の一になるわけではありません。確実に減るのはスズキの頭周りに絡み付くようなヒット例です。
 つまり、大きめのルアーで数多く出回っているトレブル三本フック仕様のメリットを始めから諦めることになりますが、質問冒頭のKさんの意には添えるのではないかと思われます。
 
 追記…実はシングル仕様でもヒット率を下げない方法もあるのです。しかし、どう見ても品に欠けるためお勧めできません。
 もしもヒット率が激減するようならば、またメール下さい。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=251 |
| Q&A-3 | 02:03 PM | comments (2) | trackback (0) |
質問…シイラのこと
 東京のWHさんからの質問です。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
…略…ずっとシーバスオンリーだったのですが、去年の夏からシイラを始めました。
 シーバスにもルアーを見切られるという感じはありましたが、シイラには目前でいつも見切られています。まる見えだから悔しいです。(笑)
…略…何かアドバイスをよろしくお願いします。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 お待たせしました。お答えします。
 夏のシイラ、楽しいですよね。
 最近の私は機会があれば、ぐらいにしかやらないのですが、以前は夏になると講習会等のイベントがあり、毎週のようにシイラを追っていました。
 当時から判りやすいポイント、パヤオや大型浮遊物周りに付いたシイラは、叩かれ過ぎでスレていました。
 
 始めて2シーズンぐらいだと、できれば同船しているベテラン達の釣り方を見て学べればよいのですが、それがかなわないときは、シイラに見切られていると感じたら、こちら側も見切って釣りやすい魚を新たに捜したほうが早いかもしれません。
 釣りやすい魚とは、できるだけ、せめて当日にルアーを見ていない、潮目沿いの回遊魚、見付けづらいがマトモな浮遊物周り、鳥山付きのシイラです。
 
 なかなか見つからないときも多いですが、船長任せにせず、自分たちで捜す気合いが欲しいところです。
 
 そうやって、まずはスレていないシイラを相手にして数多くの経験を積むわけです。しばらくするとそのウブなシイラも反応が薄くなっていきますから、それから色々試してみればよいと思います。
 そのうちにシイラとルアーとの間合いの取り方が何となく解ってくるようになります。
 例えば、追ってくるシイラを見て、慌てて喰わせようとルアーを止めてしまう初心者がいますが、むしろ逃げるべきです。自ら食べてくれなんて頼む小魚はいません。
 自分が小魚になったつもりでルアーを動かしてみて下さい。
 
 
 余談になりますが、シーズン初期のシイラを追って関西から相模湾まで、私も週毎に北上していたとき、憶えのある派手なポッパーを頭に付けた大型シイラと、お互い五百キロ移動後に再会したことがあります。
 また別の日に、大きな群れの中に黄色いタグ付きのシイラを二匹、発見して、まさかそのシイラは釣れないだろうとルアーを投げてみたら、なんと、その数多いシイラの中で、追ってきて釣れたのはその二匹だけ、ということがありました。これには考えさせられました。
 
 この夏のシイラ、大いに期待しましょう。 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=245 |
| Q&A-3 | 08:30 PM | comments (0) | trackback (0) |
質問…潮色、ニゴリについて
 千葉のUさんから質問です。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 略…房総でのヒラ、マルスズキにおける潮色やニゴリとの関係や、対処法をラボに…略…
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 お待たせしました。お答えします。
 
 
 まず、こうした確定の難しい事は、始めに簡単にお答えしてから先に進めることにしています。
 
 一般には青い潮色は暖かく、緑色は冷たいといわれています。
 我々が岸から(海岸ライン)釣りをするとき、手前と沖側で潮色に差がある場合がほとんどですが、たまに沖の潮の色が手前まで一様になっていることがあります。それは沖の潮が差し込んでいるということですから、磯スズキには良い兆候になります。
 その逆で、はっきり二分されているときは、何かしらのマイナス要因が絡んでいることが多いです。
 
 もちろん例外もあり、その色の付き方が、プランクトンのせいなのか、淡水のせいなのか、ドロのような浮遊物のせいなのか等で、それぞれ別の判断を迫られることになります。
 
 ところで、潮色を表現するときに使われる、青、黒、緑、赤、白、及びニゴリ等は、漠然としていて、常時、海を見ている人でない限り、伝わりにくいでしょう。
 青、なんて最も海らしい色表現でありながら、内湾のヘドロが生んだ溶存酸素量の少ない潮のことも、そう呼ばれています。
 
 さらに元々、ほぼ透明な液体の見かけ上の色は、光の差し具合、つまり天気や太陽の角度で、千変万化します。
 
 これでは何色と言ったところで不毛な答えになってしまいそうです。そこで私がやってきたことで有効と思われたことを書きます。
 
 それは現場で釣れたときの、ニゴリや色を含めた潮の状態を、よく覚えておくことに勝ることはない、ということです。
 そしてたった数度の経験から結論を急がずに、とりあえず判断保留のまま、数を重ねていくことをお勧めします。
 これぐらいアバウトに構えて釣りをしていかないと、稀にみる好機を逃すことになりかねません。
 
 スズキ自体が、内湾の生活排水が入る淀んだ所から、純淡水、外洋まで生息していて、しかも年中釣れることから、かなりの適応力がある魚だと思います。
 事実、房総の河口で台風後の泥ニゴリの中でランカーが出る所もあり(海中に大きな浮遊物が少ないことが条件だが。)反対に、少々のニゴリでも沈黙するポイントがあったりします。また、餌釣りが嫌う澄み潮でもサラシさえあれば、大丈夫といったように、一種類の魚とは思えない多様な姿を見せます。
 
 それは、それぞれの場所の一匹のスズキの生息圏や行動形態が、何を指して常態なのかで、好機もまた変わるということになります。その生息環境に慣れているようなら、少々のニゴリの違いは無視してもいいぐらいです。
 彼等の食欲を左右する他の要素が勝れば良いわけです。
 
 確かにニゴリにもそのポイントでベストなときがあるはずですが、その濃淡のグラフには水温や潮位の上下グラフも重なるのです。
 潮色による判断をするのなら、まずそこへ通い、自身にとっての許容範囲を知ることこそ、より実践的な知識になると思います。
 
 
 追記…私は過去に房総で十五年程、シーバスパーティの世話役をやったことがありますが、変更の効かないその当日の条件は様々。潮色も様々。
 台風や季節風で全てのテントが吹き飛ばされた日も、超ベタ凪の日もありましたが、会としてアブレた日はありませんでした。人数が多かったせいもあるでしょうが、私が絶対無理だろうと判断したときも、誰かが釣って来ました。
 許容範囲は、たいていスズキよりも人間のほうが狭いです。
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=242 |
| Q&A-3 | 09:54 PM | comments (0) | trackback (0) |
質問…バラシ
 サーFさんからの質問です。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 …略…主にサーフや河口でシーバスを狙っています。最近バラシが多くなって困っています。ロッドを換えたせいと思い、古いロッドに戻したりしましたが…。
 初心者のときよりバラシが増えたような気がします。バラシを防ぐコツがあればアドバイスを…略…
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 さーFさん、お待たせしました。お答えします。
 私も時々バラシを連発することがあります。だから気にしないで。…で済むことではありませんね。
 そこで、バラシたとき次回ヒットしたら気を付けようと思うところを書きます。
 
 まず、針先やドラグ設定のチェックをします。そして魚が掛かったら、しっかりとフッキングします。        
 その前にですが、出来たら一度は仲間と協力して、安全なサーフ等で、50M程度ラインを出し、相手と交互にルアーを直接持って、ロッドを持った方がアワセてみて、ルアーを持つ手にどう感じるか確認してみて下さい。(フックに気を付けてしっかり持つこと)
 この状態でアワセたとき、50M先のルアーに、どんな力が掛かるのか体感出来ます。それで強弱試して、想像と現実の差を確かめておくのです。PEとナイロン、仲間の癖、自分の癖が判って面白いですよ。
 つまり、ラインを張り(リールを巻きながら)ロッドバットでアワセられれば、小さな動きで力を加えることができ、一方ラインフケが出ている場合は、大きくアワセたところでフッキングに至らないことも有り得ます。また魚の重みのみでアワセが効く場合もあります。
 
 次に意識することは、沖で掛けた状態(未だバレテいない)を出来るだけ手前まで維持することです。
 イメージとしては、リールを全く使わないで、取り込むことを思い浮かべるのです。リールを使わないので、50M砂浜等を後ずさり(笑)する感じです。
 これで魚からしてみると、あらゆる変化(ライン角度、伸び、ドラグの反応速度、ロッドの反発力の伝達等)が最少となります。
 掛かっていた状態が持続するわけですから、バレ難くなります。
 
 もちろん実際は、無限の後ずさりなんて出来ませんから、リールを巻くことになります。
 その際、上記イメージに従うと、テンションが変化して段付きになることが無くなり、手前に来るに従って、ロッドを下げることから、ライン角度も一定に保たれることになります。
 
 サーFさんが、よくバラスという波打ち際は、最もライン角度やテンションパワーの変化が起きやすい所で、自分が魚と近接するほど、それは顕著です。
 たぶんですが、初心者のとき、バラシが少なかったのは、適当に後退りしていたのではないでしょうか。また、アタリがよく判らず、魚の重みが充分伝わってからアワセられたからかもしれません。
 
 良いリリースをしようとすると、水に近いポジションを取りがちになるのでハードルが上がりますが、注意すればバラシはかなり防げると思います。
 そしてバラシには常に運が付きまといます。上記はそれを確率的に助けるだけのこととしてご理解下さい。
 
 なお、ラボ右上のサイト内検索に、バラシ、と入れてみて下さい。関連記事の題目が提示されます。
 
 おわり。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 122アンケートで、送って頂いた写真を記念に。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 ◆Oさんから
 足場の高い磯で、足元のサラシの引き波に乗せてのバイト。







 
 
 
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 ◆筑後川の釣友さんから
 大雨の増水後、狙ったポイントで。122で75センチ。73センチ。TKLMで70センチ。 65センチ。フィードシャローで65センチ。







 
 
 
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 ◆K太郎さんから
 貴重な一匹の感動が伝わってくる文章を頂きました。
 ソイは122では初物です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 ありがとうございました。
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=236 |
| Q&A-3 | 08:17 PM | comments (0) | trackback (0) |
質問…房総でショアーから青物を
 房総のUさんからの質問です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 房総のショアーからヒラマサを狙い続けて三年目になるのですが、平鱸タックルの延長ではなく、専用タックルで狙い続けて一年に一本しか獲れてません。
 …略…心が折れ始めています。
 房総ではコンスタントに獲るのは難しいのでしょうか?…略…
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 三年に渡り努力されてきたUさんに、ガンバレば釣れますヨ、なんて一言では済まされないので、以下私の考えを述べてみます。
 
 房総でショアーからヒラマサを、とのことですが、非常に難しいというのが実感です。Uさんが今、感じられていることは私や仲間も味わった事があります。
 しかし、省みてこういう方法ならば、という提案もあります。
 
 その前に、現状ですが、雑誌やネット情報を見ると、ショアー青物は近年盛んになったような雰囲気がありますが、実際は地方でも房総でもかなり大昔から行われてきたジャンルです。
 ただし、ご存じのように、それは鱸釣りや餌釣りをしているとき、たまたまイワシの追い込みやナブラが射程範囲に来た場合が主で、プラグで届かなければ日頃からケースに忍ばせていたジグ等をブン投げて、というスタイルです。
 このスタイルが房総に定着しているのは、特有の事情もあります。
 大きくは、房総が全体的に浅い、ということ、それと、釣り場が道から近く、しかも釣り人が過密しているということがあります。
 浅いということは、元々ヒラマサや大型青物の日常の経路から外れていることを意味するので、彼等が岸に接岸するには沖の潮が差した状態で、なお小魚がいることが条件になります。
 また房総でもヒラマサの実績場所は、概ね地形的に沖に張り出しているところで比較的水深もあります。
 しかし、Uさんが出来れば有名場所を避けたいという気持ちも判ります。一級ポイントは他の釣法(生き餌、コマセ)と競合することが多く、ルアーを自由には振れないでしょう。
 まして青物が回ってきたという情報が流れれば、立ち位置の確保するだけでも大変になります。
 
 そんなこんなで私も仲間も、いつのまにか青物を狙うのは、たまたま目前にその可能性を見付けられたとき、になっていきました。
 この方法だと、ヒラマサはともかく、ポピュラーな、イナダ、ワラサ、ショゴ(小型カンパチ)のチャンスはけっこうあります。
 
 それに確実な情報では、ミノーで10キロオーバーのブリが、ヒラスズキ場所で獲れています。
 ブリはたまにですが、浅い濁りのあるところにも入って来ることがあり、驚かされます。
 先のブリは相当苦戦したようだし、磯で青物にラインを切られた経験のある方は、もっと強力な専用タックルであれば、簡単に獲れたのではないかと思いがちです。
 ですが此処にも房総特有の問題があります。10キロオーバーを釣った状況を知ると、そこは根だらけの浅い磯で、もしもドラグを上げてケンカファイトをしていたら、果たして獲れていたかどうか判らないのです。スズキタックルのやんわりしたやり取りが功を奏した例だと思いました。
 
 Uさんにとっては何か夢の無い話が続いてしまったかもしれません。しかし、こんなことに負けて欲しくないことと、ぜひ専用タックルでという漢なスタイルは好きなので、可能性も書いておきます。
 
 現在では、沖で釣れているヒラマサ(青物)の情報は容易く入手出来ますから、まずそれを目安にします。
 注意したいのは岸からの場合、沖で爆釣しているからといって良い日だとは限りません。重要なのは、彼等が回遊しているという事実と、その季節、期間です。
 沖で魚が大量に網に入るような日は、返ってショアーでは不利なことが多いものです。
 岸からでは魚は小さな群れで散ってくれているほうがチャンスが増えます。
 
 そして、回遊している期間内に、思い切って渡船で、得た情報に近接している実績のある沖磯に渡ることです。初めから地磯に拘ると、ヘビータックルに疲れて、朝、夕の一時だけとか早々と諦めてしまうことが多くなりがちです。
 沖磯に渡ってしまえば、簡単に帰ることも叶わず、辛いこともありますが(パイオニアとはそういうもの)投げ続けるしかなく、その内に最も大切な「時合い」に出会うかもしれないのです。
 一日中釣れ盛る大型魚はいないので、(特に青物は)体力でペースを定めて、休み休みでも良いので、とにかく諦めないことです。二人で行くなら交互がお勧めです。
 ルアーは様々なジャンルのルアーをマメに替えて、その日の相性を探ってみて下さい。(飽き対策にもなる)
 良いニュースをお待ちしています。 
 
| http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=233 |
| Q&A-3 | 03:19 PM | comments (0) | trackback (0) |
質問…F、SP、Sについて
 浜松のTさんからの質問です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 …略…ルアーのフローティング、シンキング、またサスペンドの使い分けというか、ルアー自体の役割といいますか、ルアーの設計者としての考えを教えて下さい。
 私はルアーの泳層をしっかり引けているとは思いませんが、自分なりにイメージして釣りをしているつもりです。そのなかで、フローティング(K2F、BKF)で充分と思えるのです。
 単純にシンキングは深いレンジでサスペンドは中層?そういう説明のルアーパッケージも見たことがありますが、今ひとつピンときません。
 内湾やサーフでのルアーフィッシングにおいてのルアーの参考にさせて頂けたらと思います。よろしくお願いします。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 Tさん、お待たせしました。
 察するところ、Tさんのフィールドは、要求されるルアーの泳層がフローティングで賄える範囲にあるのだと思われます。 そこで、質問文にある「ピンとこない」というところから解説してみます。
 
 フローティングは放っておくと浮いているルアーだから解りやすいですね。
 問題はサスペンドと、シンキングに分類されているルアーの明確な用途が解りづらいと言うことでしょう。
 サスペンドは淡、海水と比重がほぼ同じで、放っておくと水中に漂うはずです。つまり一定の泳層で演出を加えることができます。
 ただし注意しておきたいのは、これをリトリーブした時、サスペンド表示でも挙動が違うものがある、ということです。
 元々リップや頭部形状がシャロー用でセッティングされているものは、引いても潜らないので泳層は浅めになります。対して、元々が大きめのリップ等の作用で潜り易いものは、引くとそのルアーの持つ潜行能力に見合った泳層まで一気に達することになります。
 だから、サスペンドは中層用というより、自分がルアーを、ある一定泳層に長く留めておきたい場合に使うものです。それにも浅場用と、幾分深場用がある、ということです。
 
 次にシンキングについてです。
 放っておくと沈んでゆくという点では明確な分類になるのですが、これも大きくは沈下スピードの速いものと、遅いものとで分けて考えた方が間違わないと思います。
 シンキングのイメージ通りに作ってあるルアーは重めで、ラインを張っていても沈下スピードが速く、カウントダウンで目的の泳層へルアーを送ることができます。
 ただし、鉛の塊であるジグであっても、投げてから着水後すぐにリトリーブすれば、表層を引けるわけですから、当然シンキングプラグでも、リップ等の設定がシャロー向きならば、同じ方法で表層を引けます。
 もう一方の沈下スピードが遅いほうのシンキングですが、実釣ですとこれで深場を効率良く攻めることは難しいです。 ラインが張っていると抵抗のある太いリーダーを引き連れては、なかなか沈んでくれません。一定泳層に達するスピードでは、潜行能力のあるフローティングにも負けるかもしれません。
 だから、このタイプのほとんどは深場用というよりは、重さで飛距離を伸ばそうとしたり、横風対策であったり、またサスペンドの代用にしたりするものです。 この中で特に細身の3フックミノーには、飛ばすために少しの錘を追加しただけで沈んでしまうので、シンキングにならざるを得なかったものがあります。
 
 そして、これらの使い分けとなると、まず各ルアーの性質を知り、特にラインを張ったり、緩めたりしたときの挙動を把握し、その上で現場の状況と、自分のしたい釣りにマッチングさせれば良いのです。
 これらを意識することでTさんがこれまで、バス、渓流のフライなどで培った感覚や魚との間合いの詰め方が、そのまま生かされると思います。 
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